Caroline / Shigeharu とは

Caroline / Shigeharu は、デジタル・ディレイとアナログ・ディストーションを組み合わせた、ユニークなサウンドメイキングができるエフェクターです。洗練された回路設計と直感的な操作性により、ギタリストはもちろん、キーボーディストやシンセサイザー奏者など、幅広い音楽制作の現場で活用できるポテンシャルを秘めています。

Caroline / Shigeharu の特徴

1. デュアル・ディレイ・エンジン

Shigeharuの心臓部とも言えるのが、このデュアル・ディレイ・エンジンです。2系統の独立したディレイを搭載しており、それぞれに異なる設定を適用させることができます。これにより、単に音を反響させるだけでなく、空間的な広がりや複雑なリズムパターンを創り出すことが可能です。それぞれのディレイタイムやフィードバック量を細かく調整できるため、サウンドデザインの幅がとても広がります。

2. アナログ・ディストーション・セクション

ディレイサウンドに彩りを加えるのが、Shigeharuに搭載されたアナログ・ディストーション・セクションです。こちらは、太くウォームなオーバードライブから、エッジの効いたディストーションまで、多彩な歪みを生み出します。ディレイとの組み合わせ次第で、クリーンなアルペジオに独特の倍音を加えることも、リフに迫力ある歪みを加えることもできます。

3. 柔軟なルーティングとミックス

2つのディレイとディストーションのルーティングは、プリセットとポストの2段階で設定できます。これにより、ディストーションをディレイの前段に置くか、後段に置くかで、サウンドのキャラクターが大きく変化します。また、ディレイとドライ音のミックスバランスを細かく調整できるため、原音のニュアンスを活かしつつ、エフェクトサウンドを馴染ませることがかんたんにできます。

4. modulation機能

Shigeharuには、モジュレーション機能も搭載されています。これにより、ディレイサウンドに揺らぎやコーラスのような効果を加えることができます。このモジュレーションの深さやスピードも調整できるため、エコーに表情豊かな動きを与え、より深みのあるサウンドを作り出せます。

5. tap tempo機能

ライブパフォーマンスやレコーディングにおいて、正確なテンポ設定は欠かせません。Shigeharuは、tap tempo機能を搭載しており、ペダルを踏むだけで簡単にディレイタイムを設定できます。これにより、演奏中のテンポチェンジにも素早く対応でき、ストレスなく音楽制作に集中できます。

まとめ

Caroline / Shigeharu は、単なるディレイペダルやディストーションペダルとは一線を画す、創造的なサウンドメイキングを可能にするエフェクターです。2系統のディレイとアナログ・ディストーションの組み合わせ、そして柔軟なルーティングオプションは、ギタリストだけでなく、様々な楽器奏者やプロデューサーにとって、新たなサウンドの扉を開く力強いツールとなるでしょう。そのユニークな機能性とサウンドキャラクターは、きっと音楽制作に新たなインスピレーションをもたらすはずです。ぜひ一度お試しいただきたいおすすめのエフェクターです。