
Akai
MPD218
MPCシリーズ譲りのパッドコントローラーで、MIDI信号をPCに送信し、DAWソフトやプラグインエフェクターの操作・演奏を可能にする機材。ハードウェアエフェクターではありません。
MPD218 のレビュー
Akai / MPD218 とは
Akai / MPD218 は、MPCシリーズで培われたビートメイキングのDNAを受け継ぐ、コンパクトでパワフルなMIDIコントローラーです。16個のMPCスタイルのパッドと、豊富なノブ、スライダーを搭載し、DAWソフトウェアやプラグインエフェクトのコントロールを直感的に行えます。音楽制作のワークフローを効率化し、クリエイティブな表現を広げるためのツールとして、多くのプロデューサーに支持されています。
Akai / MPD218 の特徴
1. MPCスタイルのパッド
MPD218の核となるのは、MPCシリーズ譲りの高品質な16個のバックライト付きMPCパッドです。ベロシティ&プレッシャー・センシティブ仕様となっており、繊細なニュアンスから力強いアタックまで、演奏者の意図を正確に音に反映させることができます。ドラムパターンの打ち込みはもちろん、サンプルのトリガーやクリップの起動など、様々な用途で活用できます。
2. 豊富なコントロール機能
パッド以外にも、MPD218には64個のパッド(4バンク x 16パッド)、48個のノブ、16個のフェーダーといった豊富なハードウェア・コントローラーが搭載されています。これらのノブやフェーダーは、DAWのトラックボリューム、パン、プラグインエフェクトのパラメータなどを割り当てて、マッピングすることができます。これにより、マウス操作に頼らず、よりクリエイティブでスムーズなミキシングやサウンドデザインが可能になります。
3. わかりやすいインターフェース
MPD218は、PCとの接続もUSBケーブル一本で完了し、特別なドライバーのインストールも不要なクラスコンプライアントに対応しています。電源供給もUSBバスパワーで行えるため、どこでも手軽にセットアップができます。直感的なレイアウトとシンプルな操作性で、音楽制作初心者からプロフェッショナルまで、誰でもすぐに使いこなすことができます。
4. Preset & Scene機能
MPD218には、あらかじめDAWやプラグインに最適化されたプリセットが数多く用意されています。これらのプリセットを呼び出すことで、煩雑なマッピング作業を省き、すぐに音楽制作を開始できます。また、シーン機能を活用すれば、複数のプリセットを切り替えることもでき、ライブパフォーマンスでの楽曲展開や、様々な制作スタイルへの対応をスムーズにします。
5. 付属ソフトウェア
MPD218には、Ableton Live Lite、AIR Music Technology Xpand!2、MPC Beatsといった強力なソフトウェアが付属しています。これらのソフトウェアを組み合わせることで、購入後すぐに本格的な音楽制作を始めることができます。サンプリング、シンセサイザー、シーケンサーなど、多彩な機能を活用して、音楽表現の幅を大きく広げることができます。
まとめ
Akai / MPD218 は、MPCシリーズで培われたノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ、非常に完成度の高いMIDIコントローラーです。その直感的な操作性、豊富なコントロール、そして付属ソフトウェアの充実度は、プロフェッショナルな音楽制作環境においても、十二分にその価値を発揮します。ビートメイキング、サンプリング、さらにはライブパフォーマンスまで、あらゆる音楽制作のシーンで、クリエイティビティを強力にサポートしてくれるでしょう。音楽制作の効率化と表現力の向上を目指す方には、とてもおすすめできるエフェクターです。