
Behringer
FCB1010
MIDIフットコントローラー。10個のフットスイッチと2つのエクスプレッションペダルを備え、アンプやエフェクターなどのMIDI対応機器を遠隔操作し、プリセット切り替えやパラメーター変更が可能。
FCB1010 のレビュー
Behringer / FCB1010 とは
Behringer / FCB1010 は、MIDIコントローラーとしての機能を持つフットコントローラーです。ギターアンプやエフェクターのチャンネル切り替え、プリセットの呼び出し、エフェクトのオン/オフなどを、足元で直感的に操作できる点が最大の特徴です。単なるスイッチングシステムにとどまらず、音楽制作におけるワークフローを格段に向上させるためのツールとして設計されています。
Behringer / FCB1010 の特徴
1. 圧倒的なMIDIコントローラー機能
FCB1010の核心は、その強力なMIDIコントローラー機能にあります。10個のフットスイッチと2つのエクスプレッションペダルを備えており、それぞれにMIDIプログラムチェンジ(PC)メッセージやコントロールチェンジ(CC)メッセージを割り当てられます。これにより、デジタルマルチエフェクター、モデリングアンプ、DAWソフトウェアなど、MIDIに対応するあらゆる機器を足元でシームレスにコントロールできます。例えば、ギターソロの際にアンプのゲインを上げ、ディレイエフェクトをオンにする、といった一連の操作を一つのプリセットにまとめ、スイッチ一つで実行できます。
2. 2つのエクスプレッションペダル
2つのエクスプレッションペダルは、ボリュームペダルやワウペダルとしての使用はもちろん、さまざまなパラメータをリアルタイムでコントロールするために活用できます。例えば、アンプのクリーン/クランチサウンドのボリュームを微妙に調整したり、エフェクターのディレイタイムやモジュレーションの深さを演奏中に変化させたりすることが可能です。これにより、表現の幅が大きく広がります。
3. 2つのMIDIアウトプット
FCB1010には2つのMIDIアウトプット端子が搭載されています。これにより、複数のMIDI機器を同時にコントロールしたり、異なるMIDIメッセージを別々の機器に送信したりできます。例えば、アンプのチャンネル切り替えとマルチエフェクターのプリセット変更を同時に行う、といった複雑なセットアップも実現できます。
4. ユーザープログラム可能
内蔵メモリには100個のユーザープログラムを保存できます。各プログラムには、10個のフットスイッチの割り当てやエクスプレッションペダルの設定などを個別に設定できます。これにより、曲や演奏スタイルに合わせて最適なコントローラー設定をプリセットしておき、ライブパフォーマンス中に素早く呼び出すことが可能です。
5. PCコントロールソフトウェアとの連携
PCコントロールソフトウェアを使用することで、FCB1010のMIDIメッセージの割り当てや設定を、より詳細かつ視覚的に行うことができます。これにより、複雑なMIDIルーティングや、特定のソフトウェアに最適化されたコントローラー設定の作成がかんたんに行えます。
まとめ
Behringer / FCB1010 は、その多機能性と拡張性から、ライブギタリストや音楽制作者にとって非常に魅力的なフットコントローラーです。MIDI機器を豊富に使いこなすプロフェッショナルにとって、足元での高度なコントロールを可能にするこのデバイスは、なくてはならない存在となるでしょう。おすすめです。