
Behringer
RD-6
伝説的なRoland TB-303 Bass Lineにインスパイアされたモノフォニック・ベースシンセサイザー。特徴的なアシッドベースサウンドを生み出し、シーケンサー機能も搭載しており、ライブパフォーマンスやトラックメイキングで活用できます。
RD-6 のレビュー
Behringer / RD-6 とは
Behringer / RD-6 は、伝説的なドラムマシン「Roland TR-606」を忠実に再現したアナログドラムマシンおよびシーケンサーです。コンパクトながらも、そのサウンドメイクの幅広さとシーケンサー機能は、ビートメイキングやライブパフォーマンスにおいて、多くのクリエイターに支持されています。
Behringer / RD-6 の特徴
1. 忠実なアナログサウンド
RD-6 は、TR-606 の特徴的なアナログドラムサウンドを忠実に再現しています。キック、スネア、タム、ハイハット、シンバルの各サウンドは、パンチがありながらもウォームな質感を持っており、当時のサウンドをそのままに現代の音楽制作に活かすことができます。
2. 充実したサウンドシェイピング機能
各ドラムサウンドには、レベル調整だけでなく、トーンやエンベロープの調整が可能です。これにより、シンプルなサウンドから個性的なサウンドまで、幅広い音作りができます。例えば、キックの減衰を長くしてサブベースのような響きにしたり、スネアのトーンを調整してよりアタック感を強調することもできます。
3. 直感的な64ステップシーケンサー
RD-6 は、最大64ステップのパターンを記録できるシーケンサーを搭載しています。ステップ入力はかんたんで、リアルタイムでの録音もできるため、アイデアを素早く形にすることができます。また、パターンを繋げてロングトラックを作成したり、フィルインやブレイクを挿入したりすることも可能です。
4. 内蔵ディストーションエフェクト
RD-6 の大きな特徴の一つは、内蔵されているディストーションエフェクトです。このエフェクトは、サウンドにアナログらしい歪みと質感を加えることができ、ドラムサウンドをよりエッジーでパワフルにすることができます。ツマミ一つで歪みの深さを調整できるため、サウンドのキャラクターを劇的に変化させることもできます。
5. MIDIおよびUSB接続
MIDI IN/OUT 端子とUSB MIDI 機能を搭載しているため、他のMIDI機器との同期やDAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)との連携が容易です。これにより、RD-6 を中心とした音楽制作システムを構築することもできます。外部クロック信号での同期もできるため、ライブでの使用にも柔軟に対応できます。
まとめ
Behringer / RD-6 は、その手頃な価格帯ながらも、伝説的なドラムマシンのサウンドと機能を忠実に再現した、とても魅力的なアナログドラムマシンです。サウンドシェイピングの幅広さ、直感的なシーケンサー、そして内蔵ディストーションエフェクトは、ヒップホップ、テクノ、インダストリアルなど、様々なジャンルの音楽制作に新たなインスピレーションをもたらしてくれるでしょう。ビートメイキングの核となる一台として、あるいはライブセットのサウンドに彩りを加える存在として、RD-6 は非常におすすめできるエフェクターです。