
Disaster Area
SMARTClock Gen3
MIDIクロックを生成・変換・同期させるための高機能なデバイス。複数のMIDI機器やエフェクターのテンポを正確に合わせ、複雑なシーケンスやライブパフォーマンスを可能にします。
SMARTClock Gen3 のレビュー
Disaster Area / SMARTClock Gen3 とは
Disaster Area / SMARTClock Gen3 は、ギターエフェクターのルーティングやプログラムを、PCやスマホからMIDI経由で緻密にコントロールできる、高度なMIDIクロックジェネレーターおよびルーティングコントローラーです。複雑なペダルボードの構築や、複数のエフェクターを同期させたサウンドメイクを、より洗練された形で実現したいプロフェッショナルなミュージシャンやサウンドエンジニアに、革新的なソリューションを提供します。
Disaster Area / SMARTClock Gen3 の特徴
1. 高精度なMIDIクロック同期
SMARTClock Gen3は、DAWやドラムマシンなどの外部MIDIデバイスと、極めて高精度なMIDIクロック同期を実現します。これにより、ディレイやモジュレーション系エフェクターのレート、アルペジエーターのテンポなどを、楽曲全体のグルーヴに合わせて正確にコントロールすることができ、ライブパフォーマンスやレコーディングにおける同期のズレを解消します。
2. MIDIルーティングの自由度
複数のMIDIデバイス間での送受信を、SMARTClock Gen3を介して柔軟にルーティングできます。例えば、特定のフットスイッチの操作で複数のエフェクターのプリセットを同時に変更したり、MIDIコントロールチェンジ(CC)メッセージを特定のデバイスにのみ送信するといった、高度な制御が可能です。これにより、ペダルボードの運用効率を大幅に向上させることができます。
3. 豊富なプリセットとプログラム機能
最大128個のプリセットを保存し、それぞれにMIDIプログラムチェンジ(PC)メッセージやMIDI CCメッセージ、クロック設定などを割り当てることができます。さらに、PCやタブレットから専用アプリ「SMARTClock Control」を使用することで、プリセットの作成、編集、管理がかんたんに行えます。これにより、曲やセクションごとに最適なエフェクト設定を瞬時に呼び出すことができ、シームレスなパフォーマンスが可能になります。
4. 直感的なインターフェースと視認性の高いディスプレイ
本体には、状態表示や設定確認に便利なLEDインジケーターと、情報量の多いOLEDディスプレイを搭載しています。また、PC/スマホアプリとの連携により、視覚的にも分かりやすく、設定作業がとてもスムーズに進みます。複雑な機能も、直感的な操作でアクセスできる点が魅力です。
5. コンパクトで堅牢な設計
プロの現場での使用に耐えうる、コンパクトかつ堅牢な筐体設計がなされています。ライブでの持ち運びや、限られたスペースへの設置も容易です。MIDI IN/OUTポートに加え、USBポートも備えており、PCとの連携やファームウェアアップデートにも対応しています。
まとめ
Disaster Area / SMARTClock Gen3は、その高精度なMIDIクロック同期機能、自由度の高いMIDIルーティング、そして豊富なプリセット管理機能により、音楽制作のプロフェッショナルにとって、ペダルボードの可能性を大きく広げるパワフルなツールと言えます。複雑なシステム構築や、緻密なサウンドデザインを追求するプレイヤーにとって、まさに待望の製品であり、強くおすすめできるエフェクターです。