
Electro-Harmonix
DRM 32
デジタル・ディレイとリバーブを組み合わせたエフェクター。最長32秒のロングディレイと、豊かなアンビエンスを生み出すリバーブを同時または単独で使用でき、幻想的で空間的なサウンドメイクが可能。
DRM 32 のレビュー
Electro-Harmonix / DRM 32 とは
Electro-Harmonix / DRM 32 は、オリジナルのElectro-Harmonix Deluxe Memory Manを現代的なアプローチで再解釈したデジタルディレイペダルです。クラシックなアナログディレイの温かみと、デジタルならではのクリアで多彩なサウンドメイクを両立させています。9つの異なるディレイモードを搭載し、クリエイティブなサウンドデザインを求めるミュージシャンやサウンドエンジニアにとって、非常に魅力的なツールと言えるでしょう。
Electro-Harmonix / DRM 32 の特徴
1. 9つのディレイモード
DRM 32は、ショートディレイからロングディレイ、テープエコー、そしてモジュレーションディレイまで、9種類もの多様なディレイアルゴリズムを内蔵しています。それぞれのモードが独自のキャラクターを持ち、楽曲のジャンルや求めるサウンドに応じて最適なディレイ効果を選択できます。クラシックなサウンドから実験的なサウンドまで、幅広い表現を可能にします。
2. ウォームなアナログサウンドとクリアなデジタルサウンドの融合
アナログディレイの持つ独特の暖かみや倍音、そしてテープエコーのような自然な揺らぎを、デジタル技術によって再現しています。それでいて、デジタルならではのノイズの少なさや、クリアで輪郭のハッキリとしたディレイサウンドも実現しています。この二つの長所を兼ね備えている点が、DRM 32の大きな魅力です。
3. 直感的なコントロールと高度なサウンドメイク
タイム、フィードバック、ミックスといった基本的なパラメーターに加え、トーンやモジュレーションの深さ、レートなども細かく調整できます。また、タップテンポ機能も搭載しており、ライブパフォーマンスでのテンポ設定もかんたんです。これらのコントロールを駆使することで、シンプルな空間演出から複雑なリズミックパターンまで、多彩なサウンドメイクができます。
4. エクスプレッションペダル対応
エクスプレッションペダルを接続することで、ディレイタイムやフィードバックなどのパラメーターをリアルタイムでコントロールすることが可能です。これにより、演奏中にダイナミックなサウンドの変化を生み出すことができ、表現の幅が大きく広がります。
5. ステレオ入出力
ステレオ入出力に対応しているため、ステレオサウンドシステムでの使用はもちろん、ステレオエフェクトチェーンでのディレイ効果を最大限に活かすことができます。広がりのあるサウンドスケープや、緻密な音響空間の構築に貢献します。
まとめ
Electro-Harmonix / DRM 32 は、クラシックなディレイサウンドと先進的なデジタル技術を融合させた、とてもパワフルで柔軟なディレイペダルです。その多彩なサウンドオプションと直感的な操作性により、音楽制作のあらゆる局面で活躍するでしょう。ギターはもちろん、シンセサイザーやボーカルなど、様々な楽器に深みと広がりを与えることができます。サウンドデザインの可能性を広げたいプロフェッショナルなミュージシャンやサウンドエンジニアにとって、強くおすすめできるエフェクターです。