
Hotone
Ampero II Stomp
ギター用のマルチエフェクター。アンプ、キャビネット、エフェクトモデルを豊富に搭載し、多彩なサウンドメイクが可能。筐体はコンパクトながら、タッチスクリーン操作や外部IR読み込みなど、高機能性を備えています。
Ampero II Stomp のレビュー
Hotone / Ampero II Stomp とは
Hotone / Ampero II Stomp は、アンプモデリングとIR(インパルス・レスポンス)ローディングに対応した、コンパクトなマルチエフェクターです。多彩なエフェクトを搭載しながらも、ペダルボードへの組み込みやすさと直感的な操作性を実現した、ギタリストおよびベーシスト向けの意欲的な製品と言えます。
Hotone / Ampero II Stomp の特徴
1. 充実したアンプモデリングとIRローディング機能
Ampero II Stomp は、Hotone社が長年培ってきたアンプモデリング技術を惜しみなく投入しています。クラシックからモダンまで、幅広いジャンルのギター/ベースアンプを忠実に再現したサウンドを提供します。さらに、ユーザーが作成したIRデータを読み込める機能も搭載しており、好みのスピーカーキャビネットのキャラクターをペダルに取り込むことができます。これにより、レコーディングスタジオでのサウンドメイクはもちろん、ライブパフォーマンスにおいても、常に理想とするサウンドを再現することを可能にします。
2. 豊富なエフェクトと自由なルーティング
ディストーション、オーバードライブ、モジュレーション、ディレイ、リバーブなど、ギター/ベースサウンドの要となるエフェクトを豊富に内蔵しています。これらのエフェクトは、最大8つのモジュールを同時に使用でき、それぞれの配置順序も自由に変更可能です。また、エフェクトループ機能も備わっているため、既存のペダルとの連携もスムーズに行えます。この柔軟なルーティング機能は、サウンドメイクの幅を大きく広げ、複雑なエフェクトチェインの構築もかんたんに実現します。
3. 直感的でわかりやすい操作性
Ampero II Stomp の操作系は、視覚的にもわかりやすく設計されています。3つのフットスイッチと、カラーディスプレイ、そしてノブによる操作は、初めてマルチエフェクターを使用する方でも迷うことなく設定を行えます。プリセットの呼び出しやエフェクトのオン/オフ、パラメータの調整も、画面を見ながらスムーズに操作できるため、ライブ中などの状況でもストレスなく扱えます。
4. コンパクトでペダルボードに最適化されたデザイン
その名の通り「Stomp」を冠するだけあり、一般的なエフェクターボードに無理なく組み込めるコンパクトな筐体デザインが採用されています。既存のペダルとの共存を考慮し、電源供給やエフェクトループの接続なども考慮されています。このサイズ感と機能性の両立は、ペダルボードをスマートにまとめたいプロフェッショナルにとって、とても魅力的なポイントとなるでしょう。
5. PCとの連携とアップデート対応
USB-Cポートを搭載しており、PCと接続してプリセットの管理や、ファームウェアのアップデートを行うことができます。これにより、常に最新の機能やサウンドを利用できるだけでなく、自作のIRデータをPCからかんたんに転送することも可能です。将来的な機能拡張やサウンドの進化にも対応できる点は、長く愛用できる製品として期待が持てます。
まとめ
Hotone / Ampero II Stomp は、そのコンパクトな筐体からは想像できないほど多機能で高品質なサウンドを提供するマルチエフェクターです。アンプモデリング、IRローディング、豊富なエフェクト、そして自由なルーティング機能は、プロフェッショナルな音楽制作環境においても十分な実力を発揮します。直感的な操作性とペダルボードへの組み込みやすさも兼ね備えており、サウンドメイクの幅を広げたいギタリスト・ベーシストにとって、とてもおすすめできるエフェクターです。