
Rocktron
PatchMate Loop 8 Floor
8つのエフェクトループを搭載したプログラマブルなスイッチャー。外部エフェクターのON/OFFやルーティングを MIDI で一括管理・呼び出しでき、複雑なエフェクトチェインを自在にコントロールできます。
PatchMate Loop 8 Floor のレビュー
Rocktron / PatchMate Loop 8 Floor とは
Rocktron / PatchMate Loop 8 Floor は、複数のギターエフェクターを効率的にコントロールし、サウンドメイクの可能性を飛躍的に広げるための、プロフェッショナル仕様のルーパーシステムです。煩雑になりがちなペダルボードの配線を整理し、プログラム可能なルーティングにより、ライブパフォーマンスやレコーディングセッションにおけるスムーズなサウンドチェンジを実現します。
Rocktron / PatchMate Loop 8 Floor の特徴
1. 8系統の独立したエフェクトループ
8系統の独立したエフェクトループを備えており、様々なエフェクターを自由に接続し、そのON/OFFを個別に、あるいはまとめてコントロールできます。これにより、複雑なエフェクトチェインの構築と、その瞬時の切り替えがかんたんに行えます。
2. プログラム可能なルーティング機能
各ループの接続順序をプログラムできるため、ルーティングの自由度がとても高いです。例えば、ある曲ではディストーションをワウの前段に、別の曲では後段に配置するといった、柔軟なセッティング変更が可能です。これにより、サウンドメイクの幅が大きく広がります。
3. MIDIコントロール対応
MIDIインプットとアウトプットを備えており、外部MIDIスイッチャーやDAWなどからのコントロールができます。これにより、ペダルボードだけでなく、アンプのチャンネル切り替えや、シーケンサーとの同期など、より高度なシステム連携が実現します。
4. programmability (プリセット機能)
最大64のプリセットを保存できます。各プリセットには、8つのループのON/OFF状態と、ルーティング設定を登録できます。これにより、楽曲ごとに最適なエフェクトの組み合わせとルーティングを瞬時に呼び出すことができ、ライブでのミスを減らし、パフォーマンスの質を高めます。
5. 高品質な信号処理
Rocktronならではの高品質な信号処理は、エフェクター本来のサウンドを損なうことなく、ピュアな信号伝達を実現します。バッファードバイパスとトゥルーバイパスを選択できるため、音痩せを気にする必要もありません。
まとめ
Rocktron / PatchMate Loop 8 Floor は、多数のエフェクターを使用するギタリストや、サウンドメイキングにこだわりを持つ音楽制作のプロフェッショナルにとって、なくてはならないツールと言えるでしょう。その柔軟なルーティング機能とプログラム性は、ライブパフォーマンスでの信頼性を高め、レコーディングにおけるクリエイティビティを刺激します。信号処理のクオリティの高さも特筆すべき点です。これ一台で、エフェクターボードの運用が格段にスムーズになり、サウンドの可能性が大きく広がります。エフェクターを複数お持ちの方には、ぜひともおすすめしたいエフェクターです。