
SOMA Laboratory
Rumble Of Ancient Times
ロシアのSOMA Laboratoryが開発した、オーバードライブ/ディストーションペダル。ヴィンテージアンプのサチュレーション感を再現しつつ、複雑で倍音豊かなサウンドが特徴。ピッキングニュアンスに敏感に反応し、クリーンからダーティなサウンドまで幅広く対応します。
Rumble Of Ancient Times のレビュー
SOMA Laboratory / Rumble Of Ancient Times とは
SOMA Laboratory / Rumble Of Ancient Times は、ノイズやドローンサウンドに特化したユニークなアナログエフェクターです。その名の通り、古代の響きや原始的なノイズを生成することに重点を置いており、既存のエフェクターの枠を超えたサウンドデザインを追求するミュージシャンやサウンドデザイナーに、新しい表現の可能性をもたらします。
SOMA Laboratory / Rumble Of Ancient Times の特徴
1. 驚異的なテクスチャ生成能力
このエフェクターは、単純な歪みやコーラスとは一線を画す、複雑で有機的なサウンドテクスチャを生成します。複数のオシレーターとモジュレーションソースが複雑に絡み合い、予測不能な変化と深みのある響きを生み出します。サウンドに独特の空気感や「ざらつき」を与えたい場合に、とても有効です。
2. 豊富なコントロールによるサウンドメイクの幅広さ
Rumble Of Ancient Times は、多数のノブとスイッチを備えており、サウンドメイクの自由度がとても高いです。周波数、エンベロープ、LFOといった基本的なパラメータに加え、独特の「TEXTURE」や「GRAIN」といったコントロールがあり、これらを組み合わせることで、荒々しいノイズから繊細なアンビエントサウンドまで、幅広い音作りができます。
3. アナログ回路ならではの温かみと個性
デジタルエフェクターにはない、アナログ回路ならではの温かみと倍音感が特徴です。過激なサウンドもどこか耳に馴染むような、独特の質感を持っています。このエフェクターを使うことで、プログラムされたサウンドでは到達し難い、生々しい響きを得られます。
4. 外部モジュレーションによる拡張性
CV(コントロールボルテージ)入力を備えているため、他のモジュラーシンセサイザーやCV対応エフェクターと連携させることができます。これにより、さらに複雑でダイナミックなサウンドの変化をリアルタイムでコントロールすることができ、ライブパフォーマンスやスタジオワークにおいて、創造性を最大限に引き出します。
5. 直感的な操作性(慣れるまでは)
多数のコントロールがありますが、それぞれの役割を理解すれば、意外とかんたんに目的のサウンドに近づけることができます。ノブを回すたびに変化するサウンドは、まるで生き物のように感じられ、試行錯誤するプロセス自体が、新しい発見に満ちています。
まとめ
SOMA Laboratory / Rumble Of Ancient Times は、既存の音作りの概念を覆すような、独創的なサウンドを求めるプロフェッショナルにとって、強力なツールとなるでしょう。ノイズやドローンサウンドを新たな次元へと引き上げたい、サウンドに他にはない個性を加えたいと考えている方には、ぜひ試してみていただきたいエフェクターです。このペダルがもたらすサウンドは、音楽制作に、刺激的で深みのある変化をもたらすはずです。おすすめです。