
Universal Audio
Dream
伝説的なリバーブユニット「Lexicon 224」のサウンドを再現したデジタルリバーブペダル。豊かなアンビエンスと多彩なアルゴリズムで、ギターサウンドに深みと空間を与えます。
Dream のレビュー
Universal Audio / Dream とは
Universal Audio / Dream は、往年の伝説的なギターアンプ、Fender Twin Reverbのサウンドを忠実に再現したデジタルギターエフェクターです。クラシックな真空管アンプの持つ豊かな倍音、繊細なタッチレスポンス、そして心地よいクリーンからブルージーなオーバードライブまで、そのサウンドキャラクターをエミュレートすることに特化しています。昨今のデジタルエフェクターが多機能化する中で、このDreamは「この一台で、あの頃のサウンドを」というストレートなコンセプトを追求した製品と言えるでしょう。
Universal Audio / Dream の特徴
1. 驚異的なサウンドクオリティ
UAの長年培ってきたモデリング技術が、Fender Twin Reverbの持つ複雑な真空管の挙動やスピーカーの鳴りまでを、驚くほどリアルに再現しています。クリーンサウンドの煌びやかさ、ピッキングニュアンスに対する追従性、そしてピッキングの強弱によって変化するオーバードライブのニュアンスなど、まるで本物のビンテージアンプを鳴らしているかのような感覚を得られます。
2. 直感的な操作性
多くのエフェクターが複雑なメニュー階層や多機能化によって操作が難しくなる傾向がありますが、Dreamはビンテージアンプのコントロールパネルを模したシンプルなデザインを採用しています。Gain、Tone、Volumeといった基本的なノブで、サウンドメイクをかんたんに行えます。これにより、セッティングに迷うことなく、すぐに理想のサウンドにたどり着くことができます。
3. 豊富なアンプとキャビネットのモデリング
Fender Twin Reverbをベースにしつつも、そのサウンドキャラクターを変化させるための様々なバリエーションが用意されています。初期のTwin Reverb、後期モデル、さらにはTreble Boosterなど、合計6種類のアンプモデルを搭載。さらに、3種類のエミュレートされたスピーカーキャビネットを組み合わせることで、幅広いサウンドメイクができます。
4. IR(インパルス・レスポンス)ロード機能
Dreamは、本体に搭載されたモデリングだけでなく、外部IRデータをロードして使用することもできます。これにより、さらに多様なスピーカーキャビネットのサウンドを再現することが可能です。ご自身の所有するお気に入りのIRデータを使用すれば、よりパーソナルなサウンドを追求できます。
5. MIDI対応と柔軟な拡張性
MIDI入出力を搭載しており、外部MIDIコントローラーからのコントロールや、プリセットの切り替えなどが可能です。これにより、ライブパフォーマンスやレコーディングでのシステム構築において、とても高い柔軟性を発揮します。複数のエフェクターを組み合わせる際にも、スムーズな連携が期待できます。
まとめ
Universal Audio / Dream は、往年のFender Twin Reverbのサウンドを求めるギタリストにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。そのリアルなサウンドクオリティ、直感的な操作性、そして豊富なバリエーションは、レコーディングスタジオでの使用はもちろん、ライブパフォーマンスでもその威力を発揮します。特に、クリーンサウンドを重視するプレイヤーや、ブルージーなオーバードライブサウンドを求めるプレイヤーには、強くおすすめできるエフェクターです。