
Walrus Audio
Phoenix
リチウムイオン電池駆動のパワードサプライ。9つの絶縁された出力端子を備え、ノイズを最小限に抑えながら、様々な電圧や電流に対応できます。ギターペダルへの安定した電源供給を可能にします。
Phoenix のレビュー
Walrus Audio / Phoenix とは
Walrus Audio / Phoenix は、9つの独立したアイソレートされたDC出力を持つ、パワフルで多機能な電源供給ユニットです。ギターエフェクターの電源管理において、ノイズを最小限に抑え、安定した動作を実現するために設計されています。音楽制作の現場で求められる高い信頼性と柔軟性を兼ね備えた、プロフェッショナル仕様の電源ユニットと言えます。
Walrus Audio / Phoenix の特徴
1. 9つの独立したアイソレート出力
Phoenixは、9つのDC出力端子をそれぞれ独立したアイソレーション設計としています。これにより、各エフェクターへの電源供給が完全に分離され、互いに干渉することによるノイズの発生を効果的に防ぎます。これは、複数のエフェクターを同時に使用する際に、サウンドのクリアさを保つ上でとても重要な要素です。
2. 3つの切り替え可能な電圧オプション
各出力端子は、9V、12V、18Vの3つの電圧オプションを切り替えることができます。これにより、様々な電圧を要求するエフェクターにも柔軟に対応できます。例えば、ブースターやオーバードライブには9V、特定のプリアンプやディストーションには12Vや18Vといった具合に、エフェクターの特性に合わせて最適な電圧を選択できます。
3. 500mAの十分な電流供給能力
各出力端子は、最大500mAの電流を供給できます。これは、多くのデジタルエフェクターや、比較的消費電力の大きいエフェクターも問題なく駆動できる十分な能力です。複数のエフェクターをまとめて接続しても、電源不足による音質の劣化や不安定な動作を心配する必要はほとんどありません。
4. 優れたノイズ対策設計
Phoenixは、内部回路の設計段階からノイズ対策が徹底されています。アイソレートされた出力に加え、高品質なトランスフォーマーやフィルタリング回路を採用することで、外部からのノイズ混入や、エフェクター自身が発生させるノイズを極限まで低減しています。これにより、クリーンでダイナミックなサウンドを維持できます。
5. コンパクトで堅牢な筐体
プロの現場での使用を想定した、頑丈な金属製筐体を採用しています。ツアーや移動の多い環境でも安心して使用できる堅牢性を備えつつ、ペダルボードにも収まりやすいコンパクトなサイズ感も魅力です。配線がしやすいように、出力端子や電源入力端子の配置も考慮されています。
まとめ
Walrus Audio / Phoenix は、9つの独立したアイソレート出力、切り替え可能な電圧オプション、そして十分な電流供給能力を持つ、非常に優れた電源ユニットです。ノイズ対策も万全で、音楽制作のプロフェッショナルが求める安定性と信頼性を提供します。複数のエフェクターを効率的かつノイズフリーで運用したいと考えている方にとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。