
Alexander
History Lesson VII
80年代の代表的なディレイペダル「Echoplex」と「Memory Man」を現代的に再解釈した、アナログ・ディレイペダル。暖かく、滑らかなサウンドが特徴で、モジュレーション機能も搭載しています。
History Lesson VII のレビュー
Alexander / History Lesson VII とは
Alexander / History Lesson VII は、デジタルディレイとピッチシフターの機能を融合させた、ユニークなサウンドメイキングツールです。単なるディレイペダルとしてだけでなく、エキセントリックなアルペジオや、不協和音を織り交ぜたテクスチャーサウンドまで、多岐にわたる表現を可能にします。
Alexander / History Lesson VII の特徴
1. 高品位なデジタルディレイ
Alexander / History Lesson VII は、クリアでウォームなデジタルディレイサウンドを提供します。フィードバックノブでリピート回数を調整し、タイムノブでディレイタイムを設定できます。タップテンポ機能も搭載しており、ライブパフォーマンスでのテンポ設定もかんたんです。
2. 創造的なピッチシフト機能
ディレイサウンドにピッチシフトを加えることで、従来のエフェクトとは一線を画すサウンドを作り出せます。アップまたはダウンにピッチをシフトさせたり、ランダムなピッチシフトを生成したりすることで、予測不能で魅力的なサウンドテクスチャーが生まれます。
3. シーケンシャル・ピッチシフト
このモデルの特筆すべき点の一つが、シーケンシャル・ピッチシフト機能です。設定したステップ数に応じてディレイ音のピッチが段階的に変化し、複雑なアルペジオやグリッチサウンドを容易に生み出します。これは、楽曲に独特の動きと彩りを加えるのにとても効果的です。
4. Modulation (モジュレーション)
ディレイ音にモジュレーションを加えることで、サウンドに深みと揺らぎを与えることができます。コーラスやビブラートのような効果から、より実験的なサウンドまで、幅広い音作りができます。
5. MIDIコントロール対応
MIDI入出力に対応しているため、外部MIDIコントローラーやDAWとの連携が可能です。これにより、プリセットの切り替え、パラメータのリアルタイム・コントロールなどが可能となり、制作ワークフローの柔軟性が格段に向上します。
まとめ
Alexander / History Lesson VII は、その多機能性とユニークなサウンドメイキング能力により、音楽制作のプロフェッショナルにとって非常に魅力的なエフェクターです。クリエイティブなアイデアを具現化し、楽曲に新たな次元をもたらすことができる、まさに注目すべき一台と言えるでしょう。サウンドパレットを広げるための、優れた選択肢となるはずです。