
Alexander
Quadrant
ヴィンテージライクなサウンドを再現するデジタルディレイペダル。テープエコーのような温かみのある揺らぎや、独特のキャラクターを持つサウンドメイクが可能。
Quadrant のレビュー
Alexander / Quadrant とは
Alexander / Quadrant は、英国のAlexander Pedalsが製造する、アナログ回路による多彩なサウンドメイクが可能なオーバードライブ/ディストーションペダルです。クラシックなチューブアンプのサウンドから、モダンなハイゲインサウンドまで、幅広い音作りを実現します。
Alexander / Quadrant の特徴
1. 2つの独立したチャンネル
Quadrantは、2つの独立したエフェクトチャンネルを備えています。チャンネルAはウォームでクリーンなブーストからスムーズなクランチサウンド、チャンネルBはよりパワフルでアグレッシブなオーバードライブ/ディストーションサウンドを生成します。それぞれのチャンネルを単独で使用したり、直列に接続して音色を重ねたりすることで、表現の幅を大きく広げることができます。
2. Tone Shaper ノブ
各チャンネルには、トーンシェイプを調整する「Tone Shaper」ノブが搭載されています。このノブを回すことで、トレブルやミッドレンジのキャラクターをかんたんに変化させることができ、ギターやアンプとの相性に応じて最適なサウンドを見つけ出すことが可能です。
3. 3-Way Voicing スイッチ
3-Way Voicingスイッチは、各チャンネルのキャラクターを大きく左右する重要な機能です。クリーンなブースト寄りのサウンド、ミッドレンジが強調されたリードサウンド、そしてパワフルなローエンドを持つリズムサウンドなど、3つの異なるボイシングを選択できるため、様々なジャンルや演奏スタイルに対応できます。
4. Buffered Bypass
Quadrantは、トゥルーバイパスではなく、バッファードバイパスを採用しています。これにより、複数のエフェクターを接続した場合でも信号の劣化を防ぎ、常にクリアでダイナミックなサウンドを保つことができます。
5. コンパクトで堅牢な設計
Alexander Pedals製品らしく、Quadrantもまた、堅牢な金属筐体に収められています。ペダルボードへの設置もしやすく、ライブでの使用にも十分耐えうる設計となっています。
まとめ
Alexander / Quadrant は、その多機能性と優れたサウンドキャラクターで、あらゆるギタリストのサウンドメイクを豊かにしてくれるペダルです。2つのチャンネルを組み合わせることで、クリーンブーストからヘヴィなディストーションまで、多彩なサウンドを一台で実現できます。特に、様々な音楽制作の現場で活躍できる汎用性の高さは、プロフェッショナルなユーザーにとっても魅力的なポイントでしょう。これまで培ってきた経験を基に、このペダルをサウンドに加えてみることをおすすめします。