
API
TranZformer CMP
APIの伝説的なコンプレッサー回路をギター用に凝縮したペダル。タイトでパンチのあるサウンドメイクを実現し、ダイナミクスをコントロールしながら、温かみのあるアナログサウンドを加えます。
TranZformer CMP のレビュー
API / TranZformer CMP とは
API / TranZformer CMP は、APIならではのパワフルなサウンドと、洗練された機能性を凝縮したプリアンプ/コンプレッサーペダルです。レコーディングスタジオで長年培われてきたAPIのサウンドキャラクターを、ペダルボードに収まるコンパクトな筐体に詰め込みました。ギターだけでなく、ベースやボーカルなど、幅広い楽器のサウンドメイクに活用できる汎用性の高さも魅力です。
API / TranZformer CMP の特徴
1. API伝統のサウンドキャラクター
TranZformer CMP は、APIの象徴とも言える「2520オペアンプ」を搭載しています。これにより、パワフルでパンチのある、そして音楽的な暖かみのあるサウンドを実現します。単なる音量調整に留まらず、楽器本来の魅力を引き出し、ミックスの中でも埋もれない存在感のあるサウンドへと導いてくれます。
2. Variable-Mu コンプレッサー回路
「Variable-Mu」方式を採用したコンプレッサー回路は、滑らかで自然なコンプレッション特性を持っています。入力信号のレベルに応じて、コンプレッションのかかり具合が自動的に変化するため、過剰なコンプレッションによる不自然さを感じさせません。アタックやリリースを細かく設定できるため、楽曲や楽器に合わせて最適なダイナミクスコントロールができます。
3. 3段階の EQ セクション
本機には、ロー、ミッド、ハイの3つの周波数帯を調整できるEQセクションが搭載されています。これにより、サウンドのキャラクターを細かく調整することが可能です。例えば、ギターのサウンドをよりタイトにしたり、ベースの低域を豊かにしたり、ボーカルの不明瞭な部分をクリアにしたりと、多様なサウンドメイクに対応できます。
4. DI 出力とファンタム電源対応
TranZformer CMP は、XLR端子によるDI出力も備えています。これにより、ギターアンプを通さずに直接ミキサーやオーディオインターフェイスに接続できます。さらに、ファンタム電源も供給できるため、コンデンサーマイクを使用したボーカルレコーディングなどにも対応します。スタジオでのレコーディングやライブパフォーマンスにおいて、その活躍の場は広がります。
5. 堅牢なメタル筐体と直感的な操作性
API製品らしい堅牢なメタル筐体は、過酷なツアー環境にも耐えうる設計です。各ノブやスイッチは、直感的に操作できる配置となっており、サウンドメイクに集中できる環境を提供します。現場での素早いサウンド調整にも対応できる、実用性の高いデザインです。
まとめ
API / TranZformer CMP は、APIならではの伝説的なサウンドと、現代の音楽制作に求められる柔軟な機能を兼ね備えた、とても魅力的なプリアンプ/コンプレッサーです。レコーディング、ライブ、どちらの現場でも、サウンドを一段階上のレベルへと引き上げてくれるでしょう。音楽制作のプロフェッショナルにとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。