
Behringer
K-2
伝説的なアナログシンセサイザー「Korg MS-20」を忠実に再現したモノフォニックシンセサイザー。フィルター、VCO、VCAなどの強力なアナログ回路を搭載し、パワフルで個性的なサウンドメイクが可能。ピッチベンド、モジュレーション、ビブラートなどのコントロールも充実しており、ライブパフォーマンスにも最適。
K-2 のレビュー
Behringer / K-2 とは
Behringer / K-2 は、伝説的なアナログシンセサイザーである Korg MS-20 の回路を忠実に再現した、デスクトップタイプのデュオフォニック・アナログ・セミ・モジュラーシンセサイザーです。オリジナルの MS-20 が持つ独特のサウンドキャラクターを、現代の音楽制作環境で活用できるように、よりコンパクトで扱いやすい形に落とし込んでいます。
Behringer / K-2 の特徴
1. オリジナルのMS-20サウンドを忠実に再現
K-2 は、オリジナル MS-20 の象徴的なサウンドを再現することに重点を置いています。2つの VCO (Voltage Controlled Oscillator) を搭載し、それぞれのオシレーターで異なる波形を選択できるため、多彩な音作りが可能です。特に、フィルターセクションのローパスフィルターとハイパスフィルターは、オリジナル同様のキャラクターを持っており、パンチのあるベースラインやリードサウンド、そして独特なエフェクトサウンドまで、幅広い音作りを実現します。
2. セミ・モジュラー構造による拡張性
K-2 は、あらかじめパッチングされた状態でもすぐに音が出せるセミ・モジュラー構造を採用していますが、パッチケーブルを使用することで、さらに自由な音作りやサウンドメイクができます。各セクションの信号経路を入れ替えたり、外部からのコントロール信号を入力したりすることで、オリジナルの MS-20 では実現が難しかったユニークなサウンドデザインも可能です。このモジュラー的なアプローチは、サウンドクリエイターにとって探求心を刺激する要素となるでしょう。
3. デュオフォニック仕様
K-2 はデュオフォニック仕様となっており、2つの音を同時に鳴らすことができます。これにより、シンプルなユニゾンサウンドはもちろん、コードのような響きや、アルペジオを同時に奏でるといった表現も可能になります。単音でのメロディラインだけでなく、より豊かなハーモニーやアンサンブルを構築する際にも活躍します。
4. コンパクトなデスクトップデザイン
オリジナルの MS-20 と比較して、K-2 はデスクトップに置けるコンパクトなサイズに収まっています。これにより、既存の音楽制作環境への導入がかんたんに行えます。限られたスペースでも、伝説的なアナログサウンドを手軽に導入したいクリエイターにとっては、とても魅力的な設計と言えます。
5. MIDI および USB 接続
MIDI IN/OUT 端子に加えて、USB MIDI 端子も搭載しています。これにより、DAW (Digital Audio Workstation) を使用したシーケンスや、外部MIDIキーボードからの演奏もスムーズに行えます。現代のワークフローに沿った接続性を持っているため、レコーディングやライブパフォーマンスでもストレスなく使用できるでしょう。
まとめ
Behringer / K-2 は、伝説的な Korg MS-20 のサウンドとモジュラー的な拡張性を、手軽な価格で手に入れることができる、とても魅力的なアナログシンセサイザーです。オリジナルのサウンドに魅力を感じている方や、アナログシンセサイザーのサウンドを音楽制作に取り入れたい方にとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。そのサウンドバリエーションの豊かさと、自由度の高い音作りは、音楽制作に新たなインスピレーションをもたらしてくれることでしょう。