
Carvin
Mach 100
ギターアンプと一体になったエフェクター、あるいはアンプに搭載されたデジタルマルチエフェクター。ディレイ、コーラス、リバーブなどの基本的なエフェクトを内蔵し、サウンドメイクの幅を広げます。
Mach 100 のレビュー
Carvin / Mach 100 とは
Carvin / Mach 100 は、ギターアンプやエフェクターを製造していたCarvin社がリリースした、ラックマウント型のギター用プリアンプ/マルチエフェクターです。1980年代後半から1990年代にかけて、その多機能性とサウンドクオリティで多くのギタリストに支持されました。
Carvin / Mach 100 の特徴
1. 多彩なエフェクト群
Mach 100は、ディストーション、オーバードライブ、コーラス、フランジャー、ディレイ、リバーブ、コンプレッサーといった、ギターサウンドメイクに不可欠なエフェクトを豊富に内蔵しています。これらのエフェクトを組み合わせることで、幅広いジャンルに対応できるサウンドメイキングが実現できます。
2. 柔軟なルーティングとプログラム機能
各エフェクトのセンド/リターンや、エフェクトの接続順序を自由に変更できる柔軟なルーティングシステムを備えています。また、最大100種類(※モデルにより異なる場合あり)のプログラムプリセットを保存できるため、楽曲や演奏スタイルに合わせて瞬時にサウンドを切り替えることができます。
3. 扱いやすいインターフェース
ラックマウント型ならではの、各パラメーターにアクセスしやすいボタンとノブによる直感的な操作性が魅力です。エディット画面も視認性が高く、複雑な設定も比較的かんたんに調整できます。
4. MIDIコントロール対応
MIDIイン/アウト端子を搭載しており、外部MIDIフットコントローラーやシーケンサーからのコントロールができます。これにより、ライブパフォーマンスでのシームレスなサウンドチェンジや、DAWとの連携もスムーズに行えます。
5. チューブプリアンプ回路
サウンドの核となるプリアンプ部には真空管が使用されており、ウォームでダイナミックなギターサウンドを実現します。エフェクトオン時も、ギター本来のニュアンスを損なうことなく、深みのあるサウンドを付加することができます。
まとめ
Carvin / Mach 100 は、その多機能性、柔軟なサウンドメイク能力、そして真空管ならではの豊かなサウンドで、多くのギタリストのサウンドを支えてきた実力派のマルチエフェクターです。現代のギタリストにとっても、そのサウンドポテンシャルはとても魅力的であり、ライブやレコーディングで活躍できる一台と言えるでしょう。中古市場での入手が主となりますが、もし見かけたらぜひ一度試してみることをおすすめします。