
David Rolo
Stretch Weaver
ピッチシフターとループ機能が一体化したユニークなエフェクター。リアルタイムで音程を変えたり、短いフレーズをループさせて重ねたりすることで、複雑で実験的なサウンドスケープを生み出すことができます。
Stretch Weaver のレビュー
David Rolo / Stretch Weaver とは
David Rolo / Stretch Weaver は、ギタリストのDavid Rolo氏がデザインし、Chop Shop Audioが製作する、ユニークなピッチモジュレーションペダルです。単なるピッチシフターやコーラス、トレモロといった既存のエフェクターの枠にとらわれず、独特の「ストレッチ」感と「ウィービング」サウンドを生み出すことに特化しています。
David Rolo / Stretch Weaver の特徴
1. 独特のピッチモジュレーション
このペダルの核となるのは、一般的なLFO(低周波発振器)による滑らかな揺れとは異なる、意図的に「乱れた」ピッチモジュレーションです。これにより、ギターのサウンドに独特の「伸び縮み」するような、あるいは「揺れ動く」ような、他に類を見ないテクスチャーを与えることができます。
2. 多彩なコントロールノブ
Stretch Weaverは、Sound、Rate、Depth、Feedback、Blendといった5つのノブを備えています。これらのノブを操作することで、ピッチモジュレーションのキャラクターを細かく調整できます。Soundノブはモジュレーションの質感を、Rateは揺れの速さを、Depthは揺れの深さを決定づけます。
3. フィードバックによる深み
Feedbackノブは、モジュレーション信号をフィードバックさせることで、サウンドにさらに複雑さと深みを与えることができます。このノブを上げることで、より豊かで倍音的な響きや、予測不能なサウンドの変化を引き出すことが可能です。
4. ステレオ・ウィービング・エフェクト
Stretch Weaverはステレオ出力に対応しており、左右のチャンネルで異なるモジュレーションやパンニング効果を生み出すことができます。これにより、サウンドに広がりと立体感を与える「ウィービング」エフェクトが実現され、空間系エフェクトとしての魅力も持ち合わせています。
5. 直感的な操作性
多くのユニークな機能を持つ一方で、操作系はとても直感的です。各ノブの役割が明確に定義されており、ギターサウンドに新しい次元の表現を加えたいギタリストにとって、そのポテンシャルを理解し、活用することはそれほど難しくありません。
まとめ
David Rolo / Stretch Weaver は、既存のエフェクターでは得られない、独創的で刺激的なサウンドを求めるギタリストに最適なペダルです。その独特のピッチモジュレーションと多彩なコントロールにより、ギターサウンドに深みと個性を与えることができます。新しいサウンドテクスチャーを追求するプロフェッショナルにとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。