
Elektron
Model:Cycles
シンセサイザーとしての機能が主体のドラムマシン/グルーヴボックス。エフェクターというよりは、リズムパターンやメロディを生成する楽器本体として認識されています。
Model:Cycles のレビュー
Elektron / Model:Cycles とは
Elektron / Model:Cycles は、6つの独立したサウンドエンジンを搭載した、コンパクトでパワフルなデジタルトラックメイキングマシンです。シンセサイザーとしての機能も持ち合わせ、パターンシーケンス、サウンドデザイン、そしてパフォーマンスまで、一台で音楽制作の核となる要素をカバーします。
Elektron / Model:Cycles の特徴
1. 6つの独立したサウンドエンジン
Model:Cyclesは、それぞれが異なるシンセシス方式に基づいた6つのサウンドエンジンを備えています。キック、ベース、メロディ、コード、パーカッションなど、多様なサウンドを同時に生成し、トラックメイクの幅を大きく広げます。各エンジンは直感的なノブ操作でサウンドを変化させられるため、素早いアイデア出しにも対応します。
2. 直感的なシーケンサー
最大64ステップのシーケンサーは、パターンを打ち込んでいく作業をとてもスムーズにします。各トラックに独立したステップを設定でき、リアルタイムでのレコーディングはもちろん、ステップ入力も可能です。マイクロタイミングやスウィングなどの機能も搭載されており、グルーヴのニュアンスを細かく調整できます。
3. オンボードエフェクト
コーラス、ディレイ、リバーブといった基本的なエフェクトが内蔵されています。これらのエフェクトは各トラックに個別に適用できるため、サウンドに奥行きや空間的な広がりを与えることがかんたんです。エフェクトのパラメーターもノブで操作できるため、サウンドメイクと並行してエフェクト処理を行えます。
4. スピーディーなワークフロー
Model:Cyclesの操作性は、Elektron製品らしい、洗練されたものです。無駄のないインターフェースは、制作に集中するための環境を提供します。電源を入れてすぐにサウンドメイクやシーケンスの構築を開始できるため、インスピレーションが湧いた時にすぐさま形にすることができます。
5. コンパクトなポータビリティ
そのコンパクトな筐体は、持ち運びにも優れています。ライブパフォーマンスで持ち出すことはもちろん、スタジオでのセッションや、気分転換にカフェなどで制作をする際にも、気軽に活躍します。USBバスパワー駆動にも対応しているため、電源環境の心配も少ないです。
まとめ
Elektron / Model:Cycles は、そのユニークなサウンドエンジンと直感的なワークフローで、音楽制作に新たなアプローチをもたらしてくれる一台です。シンセサイザーとしての柔軟性とシーケンサーとしての機能性を兼ね備えているため、ハウス、テクノ、エレクトロニックミュージックなど、幅広いジャンルでのトラックメイキングに強力な武器となるでしょう。シンセサイザーやシーケンサーを探している方にとって、とても魅力的な選択肢となるはずです。このマシンは、音楽制作の可能性を広げる、おすすめの製品です。