
Endangered Audio Research
AD4096 mk2
アナログテープエコーを再現したディレイペダル。往年のレコーダーのような温かく、わずかに歪んだ独特のディレイサウンドが特徴で、モジュレーションやフィードバックコントロールも搭載しています。
AD4096 mk2 のレビュー
Endangered Audio Research / AD4096 mk2 とは
Endangered Audio Research / AD4096 mk2 は、アナログディレイ回路を基盤とした、ユニークなサウンドメイクを追求できるエフェクターです。その特徴的なキャラクターは、多くの音楽プロデューサーやエンジニアから支持を得ています。
Endangered Audio Research / AD4096 mk2 の特徴
1. 暖かく、有機的なアナログディレイサウンド
AD4096 mk2 は、クラシックなアナログディレイ回路を採用しており、現代のデジタルエフェクトにはない、独特の暖かみと有機的な響きを持っています。ディレイタイムを長く設定するほど、アナログ回路特有の温かみのある歪みや、テープエコーのような「うねり」が強調されるのが特徴です。このサウンドは、ギターだけでなく、ボーカルやシンセサイザーなど、様々な楽器に深みと個性を加えることができます。
2. 豊富なコントロールによる多彩な音作り
このペダルは、Time、Feedback、Mixといった基本的なディレイコントロールに加え、Resonance、Depth、Rateといったモジュレーション関連のノブを備えています。Resonanceノブは、フィードバック信号の倍音成分を調整し、より複雑で倍音豊かなディレイサウンドを作り出します。DepthとRateノブを組み合わせることで、ビブラートやコーラスのような効果も実現でき、サウンドの表情を豊かに広げることが可能です。
3. 質感豊かなモジュレーション
AD4096 mk2 のモジュレーションは、単なる揺れではなく、とても自然で音楽的な響きを持っています。Rateを遅めに設定すれば、ゆったりとしたコーラス効果が得られ、速めに設定すれば、独特のピッチシフト効果を楽しむことができます。このモジュレーションは、アナログディレイの特性と相まって、予測不能ながらも魅力的なサウンドを生み出します。
4. 外部コントロールによる拡張性
MIDIコントロールに対応しており、DAWなどからディレイタイムやモジュレーションのパラメータをリアルタイムで操作できます。これにより、ライブパフォーマンスやスタジオワークでの緻密なサウンドデザインがかんたんに実現できます。外部エクスプレッションペダルも接続できるため、足元での直感的なコントロールも可能です。
5. 頑丈な筐体と洗練されたデザイン
Endangered Audio Research の製品は、そのサウンドだけでなく、堅牢な作りと洗練されたデザインも魅力です。AD4096 mk2 も例外ではなく、ツアーでの使用にも耐えうる頑丈な金属筐体を採用しています。また、ノブの配置やLEDの視認性も考慮されており、実用性にも優れています。
まとめ
Endangered Audio Research / AD4096 mk2 は、アナログディレイならではの暖かく有機的なサウンド、多彩なモジュレーション、そして外部コントロールによる拡張性を兼ね備えた、非常にユニークなエフェクターです。サウンドに深みと個性を加えたいと考えている音楽制作のプロフェッショナルにとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。