
Jackson Audio
Blossom
ローゲインからクランチサウンドまでをカバーする、ピュアなクリーンブーストとチューブスクリーマー系のオーバードライブを組み合わせたハイブリッドエフェクター。クリーンサウンドを豊かにしたり、アンプをプッシュしてサスティンやバイト感を増したりできます。
Blossom のレビュー
Jackson Audio / Blossom とは
Jackson Audio / Blossom は、伝説的なギタリスト、Bill Kelliher氏(Mastodon)が長年愛用してきたオーバードライブとブースターの機能を併せ持つ、多機能なギターエフェクターです。2つの独立したチャンネルを持ち、それぞれが独自のキャラクターを持っています。これにより、多様なサウンドメイクが可能となり、ステージでのサウンドチェンジやレコーディングにおける細やかなニュアンスの表現に、とても高い柔軟性をもたらします。
Jackson Audio / Blossom の特徴
1. 2つの独立したオーバードライブ/ブースターチャンネル
Blossomは、2つの独立したエフェクトループを持つオーバードライブとブースターの組み合わせです。チャンネルAは、Bill Kelliher氏が長年使用してきた愛用のオーバードライブペダルを基にしており、パンチのあるミッドレンジとスムーズなサスティンが特徴です。チャンネルBは、クリーンブーストからウォームなオーバードライブまで対応する汎用性の高いブースターです。この2つを組み合わせることで、サウンドに厚みを持たせたり、ソロパートを際立たせたりと、表現の幅を大きく広げることができます。
2. 4つの異なるゲインステージ
各チャンネルには、それぞれ4つの異なるゲインステージが用意されています。これにより、ピッキングの強弱やギターのボリュームコントロールによって、クリーントーンからヘヴィなディストーションまで、幅広いサウンドキャラクターを自在に作り出すことができます。プレイヤーのタッチに敏感に反応するレスポンスの良さが、ライブパフォーマンスでのダイナミクス表現を豊かにします。
3. 独立したEQコントロール
各チャンネルには、それぞれ独立した3バンドEQ(Bass, Mid, Treble)が搭載されています。これにより、ギター本体やアンプとの相性を考慮した細やかな音作りができます。例えば、チャンネルAでタイトなクランチサウンドを作り、チャンネルBで高音域を少し持ち上げてリードトーンを強調するといった、高度なサウンドメイキングがかんたんに実現します。
4. エフェクトループ機能
各チャンネルには、それぞれ独立したエフェクトループが装備されています。これにより、オーバードライブやブースターの前段に他のエフェクターを接続し、より複雑で個性的なサウンドチェーンを構築することが可能です。例えば、ワウペダルやファズペダルをチャンネルAのループに接続し、チャンネルBのブーストと組み合わせることで、唯一無二のサウンドを作り出すことができます。
5. 堅牢な筐体と高品質なパーツ
Jackson Audio製品に共通する特徴として、Blossomもまた、ツアーでの過酷な使用にも耐えうる堅牢な筐体と、厳選された高品質なパーツで製造されています。これにより、長期間にわたって安定したパフォーマンスを期待できます。信頼性の高さは、プロフェッショナルな現場において、とても重要な要素と言えるでしょう。
まとめ
Jackson Audio / Blossom は、Bill Kelliher氏のサウンド哲学が詰まった、非常に汎用性の高いギターエフェクターです。2つの独立したチャンネル、多彩なゲインステージ、そして独立したEQとエフェクトループ機能は、サウンドメイクの可能性を大きく広げます。音楽制作のプロフェッショナルであれば、このエフェクターが提供する柔軟性とサウンドクオリティに、きっと満足できるはずです。ステージでのサウンドチェンジやレコーディングにおける表現力を高めたいギタリストにとって、Blossomは間違いなくおすすめできるエフェクターです。