
Joyo
JF-13 AC Tone
AC30アンプのサウンドを再現するオーバードライブ・プリアンプペダル。クリーンからクランチサウンドまで幅広く対応し、アンプライクな自然な歪みが特徴。ピッキングニュアンスに敏感に反応し、リードからバッキングまで多彩な演奏に使えます。
JF-13 AC Tone のレビュー
Joyo / JF-13 AC Tone とは
Joyo / JF-13 AC Tone は、あの伝説的なAC30アンプのサウンドをコンパクトなペダルで再現することを目指したオーバードライブ/クリーンブーストペダルです。ロンドンのアビーロード・スタジオで数々の名盤を生み出してきた、あのブリティッシュ・サウンドのニュアンスを、手軽にギターサウンドに加えることができます。
Joyo / JF-13 AC Tone の特徴
1. 往年のブリティッシュ・アンプサウンドの再現
このペダル最大の特徴は、その名の通り、VOX AC30アンプの独特なトーンを再現しようとしている点です。クリーンサウンドはもちろん、ボリュームを上げていくことで得られる、あのウォームでコンプレッション感のあるクランチサウンドまで、幅広いキャラクターを持っています。特に、ギターのピッキングニュアンスに繊細に反応する点は、多くのギタリストにとって魅力となるでしょう。
2. シンプルながらも多彩なコントロール
AC Toneは、3つのノブ(VOLUME, TREBLE, BASS)と1つのミニスイッチという、とてもシンプルなコントロール系統を持っています。しかし、このシンプルな操作性ながら、サウンドメイクの幅はとても広いです。VOLUMEで出力レベルを調整し、TREBLEとBASSで高域と低域のキャラクターをコントロールすることで、クリーンブーストからマイルドなオーバードライブまで、様々なサウンドを作り出すことができます。
3. ミニスイッチによるトーン・キャラクターの切り替え
搭載されているミニスイッチは、サウンドのキャラクターに変化をもたらします。このスイッチを切り替えることで、よりタイトなサウンドや、よりオープンで広がりのあるサウンドなど、異なるニュアンスを得ることができます。これにより、単なるAC30の模倣に留まらず、自分好みのサウンドへと微調整することが可能です。
4. コストパフォーマンスの高さ
Joyoブランドの製品全般に言えることですが、AC Toneもその価格帯からは想像できないほどのクオリティを持っています。有名アンプのサウンドを、手軽な価格で自分のペダルボードに組み込むことができるというのは、とても大きなメリットと言えます。プロの現場でメインで使うというよりも、サブとして、あるいは自宅でのサウンドメイクの選択肢を増やすために導入するのは、とても賢明な選択肢でしょう。
5. ギターのキャラクターを活かす設計
このペダルは、ギター本体の持つキャラクターや、ピックアップの特性を大きく損なわずに、サウンドに味付けをしてくれる設計になっています。そのため、ギター本来のサウンドを活かしつつ、ブリティッシュ・アンプ特有の艶やかさや、ピッキングへの追従性を付加したいという場合に、とても効果を発揮します。
まとめ
Joyo / JF-13 AC Tone は、往年のブリティッシュ・アンプサウンドを、手軽に、そしてコストパフォーマンス高くギターサウンドに加えることができるオーバードライブ/クリーンブーストペダルです。シンプルな操作性ながら、サウンドメイクの幅は広く、ギターのピッキングニュアンスに繊細に反応する点は、音楽制作のプロフェッショナルにとっても、サウンドの深みを増すための貴重なツールとなるでしょう。特に、AC30のようなサウンドがお好みの方、またはギターサウンドの選択肢を広げたいと考えている方には、ぜひ試してみていただきたいおすすめのペダルです。