
Mad Professor
Golden Cello
ヴィンテージ・アンプのサウンドを再現するオーバードライブ/ディストーションペダル。ピッキングニュアンスに敏感に反応し、ウォームで豊かな倍音とサステインが特徴。クリーンブーストからヘヴィなディストーションまで幅広く対応します。
Golden Cello のレビュー
Mad Professor / Golden Cello とは
Mad Professor / Golden Cello は、フィンランドのMad Professor社が製造する、ブティック・オーバードライブペダルです。ヴィンテージ・チューブアンプのオーバードライブサウンドを基盤としながらも、現代的な音楽制作の要求に応える柔軟性と表現力を備えています。ギター本来のニュアンスを損なわずに、豊かな倍音とサスティンを加えることで、プレイヤーの感情をダイレクトに音に反映させることができます。
Mad Professor / Golden Cello の特徴
1. ヴィンテージ・チューブアンプサウンドを再現
Golden Celloは、1960年代のブラウンフェイス・フェンダーアンプのオーバードライブサウンドにインスパイアされています。クリーン・ブーストからクランチ、そして甘く歌うようなオーバードライブまで、幅広いゲインレンジをカバーし、ギターのボリュームコントロールへの追従性も抜群です。ピッキングの強弱やギターのキャラクターを忠実にアウトプットします。
2. EQコントロールによる多彩な音作り
3つのEQノブ(Bass, Mid, Treble)により、サウンドのキャラクターを細かく調整できます。これにより、様々なギターやアンプとの組み合わせで理想的なトーンを作り出すことが可能です。単に歪ませるだけでなく、ギターサウンド全体の質感を向上させるためのEQツールとしても機能します。
3. 「Cello」モードによる独特のコンプレッション感
Golden Celloの最大の特徴の一つが、独立した「Cello」スイッチです。このモードをオンにすると、独特のコンプレッション感が加わり、ギターのサスティンが豊かになり、まるでチェロのような歌うようなサウンドが得られます。ソロパートなどで、より歌心のある表現をしたい場合に活躍します。
4. 直感的でシンプルな操作性
Mad Professor製品に共通する、シンプルで直感的な操作性もGolden Celloの魅力です。ゲイン、ボリューム、そして3つのEQノブとCelloスイッチという構成は、熟練のプロフェッショナルはもちろん、エフェクターに慣れていないプレイヤーでも、すぐにサウンドメイクに入ることができます。
5. 幅広いジャンルに対応する汎用性
その豊かな倍音と表現力豊かなオーバードライブサウンドは、ブルース、ロック、ポップス、カントリーなど、幅広い音楽ジャンルに対応します。クリーン・アンプのプッシュから、モダンなハイゲインアンプのウォームアップまで、様々な用途でその能力を発揮します。
まとめ
Mad Professor / Golden Cello は、ヴィンテージライクなオーバードライブサウンドを基調としながらも、現代的な音楽制作に必要な柔軟性と表現力を兼ね備えた、とても優れたペダルです。ギター本来のサウンドを大切にしつつ、それをさらに豊かに、そして歌うようにしたいと考えるギタリストにとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。そのサウンドメイクの幅広さと、ピッキングニュアンスへの追従性は、プロフェッショナルの現場でもその実力を発揮してくれるでしょう。