
Mooer
Reecho Pro
最大3つのディレイを同時にかけられる高性能ディレイペダル。多彩なディレイモード、モジュレーション、ルーパー機能を搭載し、豊かなサウンドメイクが可能。
Reecho Pro のレビュー
Mooer / Reecho Pro とは
Mooer / Reecho Pro は、多彩なディレイサウンドとルーパー機能を併せ持ったデジタルディレイペダルです。クラシックなアナログディレイからモダンなデジタルディレイ、そしてリバースディレイやテープエコーといった個性的なサウンドまで、幅広い音作りを一台で実現します。
Mooer / Reecho Pro の特徴
1. 豊富なディレイタイプ
Reecho Pro は、全8種類のディレイアルゴリズムを搭載しています。
- LOW BIT: ローファイでデジタルな質感が特徴のディレイです。
- TAPE: ヴィンテージテープエコーの温かみのあるサウンドを再現します。
- LO-FI: ザラつきのある質感が特徴の、個性的なサウンドです。
- REVERSE: 音を逆再生するディレイで、幻想的な空間を作り出せます。
- MOD: コーラスやフランジャーのようなモジュレーションがかかったディレイです。
- DUAL: 2つのディレイタイムとフィードバックを設定でき、複雑なサウンドメイクができます。
- SWEEP: 周波数が変化するフィルターがかかったディレイで、独特のうねりが生まれます。
- REALLY ECHO: クリアでモダンなサウンドのディレイです。 それぞれのタイプに特徴があり、楽曲のジャンルや求めるサウンドに応じて最適なディレイを選択できます。
2. 最大20秒のルーパー機能
Reecho Pro は、最大20秒まで録音できるルーパー機能を搭載しています。オーバーダビングも可能なので、ギターソロのバッキングトラックを作成したり、即興でフレーズを重ねてアンサンブルを構築したりと、ライブパフォーマンスや作曲のアイデア出しにとても役立ちます。
3. 充実したコントロールノブ
ディレイタイム、フィードバック、エフェクトレベルといった基本的なパラメーターに加え、各ディレイタイプに特化したコントロールノブが用意されています。例えば、TAPEモードではテープの経年変化による揺らぎを再現する"WOW/FLUTTER"ノブ、SWEEPモードではフィルターのカットオフ周波数を調整する"SWEEP"ノブがあり、サウンドへのこだわりを叶えることができます。
4. ステレオ対応
Reecho Pro はステレオ入出力に対応しています。ステレオで空間的な広がりを演出するディレイサウンドを構築でき、よりリッチで奥行きのあるサウンドメイクが可能です。
5. MIDIコントロール対応
MIDI IN/OUT端子を搭載しており、外部MIDIコントローラーからのディレイタイムやプリセット切り替えなどのコントロールができます。これにより、ライブでのシームレスなサウンドチェンジや、DAWとの連携による高度なシステム構築もかんたんに行えます。
まとめ
Mooer / Reecho Pro は、その豊富なディレイアルゴリズムと実用的なルーパー機能、そしてMIDI対応といった拡張性から、音楽制作のプロフェッショナルにとって非常に魅力的なコンパクトエフェクターです。多彩なディレイサウンドを一台でカバーし、ライブパフォーマンスからレコーディングまで幅広く活躍できるでしょう。サウンドメイキングの幅を広げたい、あるいはコンパクトに多くの機能をまとめたいと考えるクリエイターにとって、まさにうってつけのペダルと言えます。この一台は、サウンドに新たな可能性をもたらすおすすめのエフェクターです。