
Roland
FC-200
MIDIコントローラーとして機能するフットスイッチ。ギターアンプやエフェクターのチャンネル切り替え、エフェクトのオン/オフなどを足元でコントロールできます。複数の機器をまとめて操作するのに便利。
FC-200 のレビュー
Roland / FC-200 とは
Roland / FC-200 は、ギターアンプやエフェクターのコントロールを、足元で一元管理できるMIDIフットコントローラーです。単なるエフェクターのオンオフだけでなく、プログラムチェンジやパラメータの変更まで、ライブパフォーマンスにおけるセッティングの切り替えをスムーズにするための強力なツールとなります。
Roland / FC-200 の特徴
1. MIDIフットコントローラーとしての汎用性
FC-200は、MIDI OUT端子を備えており、様々なMIDI対応機器をコントロールできます。ギターアンプのチャンネル切り替えはもちろん、ラックエフェクターやモジュレーション系エフェクターのプリセット変更、さらにはシーケンサーの再生・停止といった操作まで、足元で一括して行うことができます。これにより、複雑なシステム構築も、よりシンプルかつ効率的に管理できるようになります。
2. プログラムチェンジ機能
最大128種類のプログラムチェンジ(パッチ)をメモリーできます。ライブのセットリストに合わせて、各曲で必要なエフェクターの組み合わせやアンプのセッティングを登録しておけば、曲の切り替え時にペダルを順番に踏む必要がありません。ワンオペでのパフォーマンスはもちろん、バンドでのライブにおいても、スムーズな曲間を演出できるでしょう。
3. エクスプレッション・ペダル端子
2系統のエクスプレッション・ペダル端子を搭載しており、ボリュームペダルやワウペダルなどの外部コントローラーを接続できます。これにより、演奏中にエクスプレッション・ペダルでエフェクトの深さや音量をリアルタイムにコントロールすることが可能になります。足元での表現の幅が格段に広がります。
4. MIDIマージ機能
MIDI IN端子とMIDI OUT端子を備え、MIDIマージ機能も搭載しています。これにより、例えばFC-200から複数のMIDI機器へ同時に信号を送ったり、異なるMIDI機器からの信号をFC-200経由でまとめて出力したりといった、より高度なMIDIシステム構築ができます。
5. 堅牢なボディとシンプルな操作性
金属製の堅牢なボディは、ライブでの激しい使用にも耐えうる設計です。また、各ペダルの配置やボタンのレイアウトは、直感的で分かりやすく、慣れれば迷うことなく操作できます。長時間のステージでも安心して使用できる信頼性があります。
まとめ
Roland / FC-200 は、そのMIDIコントロール能力と柔軟な拡張性によって、ギターシステムをより洗練されたものにするための、とても強力なツールです。複雑なエフェクターチェインやアンプのセッティングを足元で自在に操りたいプロフェッショナルにとって、このペダルは間違いなくおすすめできるエフェクターです。