
Way Huge
Supa-Puss
ウォームで豊かなアナログ・ディレイサウンドが特徴のエフェクター。ノブでディレイタイム、フィードバック、ミックスレベルを細かく調整でき、タップテンポ機能も搭載。歌うようなリードトーンや、空間系のアンビエンスを生み出すのに最適。
Supa-Puss のレビュー
Way Huge / Supa-Puss とは
Way Huge / Supa-Puss は、伝説的なエフェクター・デザイナー、JHS Pedals の Josh Scott 氏が手掛ける Way Huge Electronics からリリースされた、アナログ・ディレイ・ペダルです。その豊かなサウンドと多彩なコントロールにより、ギタリストを中心に多くのミュージシャンから支持を得ています。
Way Huge / Supa-Puss の特徴
1. ウォームでリッチなアナログ・ディレイ・サウンド
Supa-Puss は、BBD (Bucket Brigade Device) チップを使用したアナログ・ディレイ回路を採用しています。これにより、デジタル・ディレイのようなクリアでシャープなサウンドとは一線を画す、温かみがあり、ややコンプレッションのかかったような独特の質感が得られます。このアナログらしい自然な減衰感は、リードギターのソロからアルペジオまで、幅広い演奏スタイルに深みと奥行きを与えます。
2. 柔軟なタイム設定とタップ・テンポ機能
ディレイタイムは、ミニマムからロング・ディレイまで幅広く設定できます。さらに、本体に搭載された「Tap Tempo」スイッチにより、演奏に合わせて直感的にディレイタイムを調整できるのが大きな魅力です。ライブパフォーマンス中など、テンポを素早く変更したい場面でとても重宝します。
3. モジュレーション機能による表現力の拡大
Supa-Puss は、ディレイ・サウンドに揺らぎを加えるモジュレーション機能を搭載しています。Rate と Depth のツマミで揺れの速さと深さを細かく調整できるため、コーラスのような効果から、より個性的なサウンド・スケープまで作り出すことが可能です。この機能により、単なるディレイとしてだけでなく、サウンド・エフェクトとしても活用できます。
4. 豊富なコントロールによるサウンド・メイキング
Time, Feedback, Mix といった基本的なディレイ・コントロールに加え、Supa-Puss は Tone、Width、Rate、Depth といったユニークなコントロールを備えています。これらのツマミを組み合わせることで、サウンドのキャラクターを細部まで作り込むことができます。例えば、Tone でサウンドの明るさを調整したり、Width でステレオ感のある広がりを加えたりと、多彩な音作りができます。
5. ステレオ・アウトプットによる空間的なサウンド
Supa-Puss はステレオ・アウトプットに対応しており、2台のアンプに接続することで、左右に広がる立体的なディレイ・サウンドを創り出すことができます。これにより、サウンドに奥行きと空間的な広がりが生まれ、より没入感のある演奏体験を提供します。
まとめ
Way Huge / Supa-Puss は、そのウォームでリッチなアナログ・ディレイ・サウンド、柔軟なタイム設定、そして表現力を豊かにするモジュレーション機能など、多くの魅力を持ったペダルです。直感的な操作性と多彩なサウンド・メイキング能力は、プロフェッショナルの音楽制作環境においても、サウンドにさらなる深みと個性を加えることができるでしょう。サウンドにこだわりを持つギタリストにとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。