
AMT
P2
真空管アンプの crunch サウンドを再現するディストーションペダル。Marshall JCM800 のサウンドを基に、ゲイン幅が広く、クリーンからハードなロックサウンドまで対応します。
P2 のレビュー
AMT / P2 とは
AMT / P2 は、往年の名機である Mesa Boogie Dual Rectifier のプリアンプサウンドを再現することに特化したギタープリアンプエフェクターです。チューブアンプの持つウォームでパワフルなサウンドキャラクターを、ペダルサイズで手軽に再現できる点が最大の特徴となります。
AMT / P2 の特徴
1. Mesa Boogie Dual Rectifier のプリアンプサウンドを再現
AMT / P2 の最も魅力的な点は、そのサウンドキャラクターにあります。Mesa Boogie Dual Rectifier の持つ、タイトでアタック感のあるクランチサウンドから、深く歪んだハイゲインサウンドまで、幅広いサウンドメイクができます。特に、モダンなロックサウンドやメタルサウンドを求めるギタリストにとっては、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
2. 3チャンネル仕様による多彩なサウンドメイク
このエフェクターは、CLEAN、CRUNCH、 LEAD という3つのチャンネルを備えています。CLEANチャンネルでは、クリーンながらも芯のあるサウンドが得られ、CRUNCHチャンネルでは、ピッキングニュアンスに敏感に反応するオーバードライブサウンドを、LEADチャンネルでは、リードギターに最適なパワフルなディストーションサウンドをそれぞれ作り出すことができます。これらのチャンネルを組み合わせることで、多彩なサウンドメイクが可能です。
3. IR(インパルス・レスポンス)キャビネットシミュレーター内蔵
AMT / P2 は、IRキャビネットシミュレーターを内蔵しています。これにより、アンプやキャビネットを接続せずに、ヘッドフォンやミキサーに直接接続するだけで、リアルなアンプサウンドを楽しむことができます。また、IRデータをロードできるため、好みのキャビネットサウンドを組み合わせて使用することもできます。
4. FX LOOP による外部エフェクトの活用
エフェクトループ(FX LOOP)を搭載しているため、ディレイやリバーブといった空間系エフェクターをプリアンプの後段に接続して、より自然なサウンドに仕上げることが可能です。これにより、サウンドの表現力をさらに高めることができます。
5. DI OUT およびラインアウト による柔軟な接続性
DI OUT端子とラインアウト端子を備えているため、レコーディングやライブでのPAシステムへの接続など、様々なシチュエーションに対応できます。DI OUTは、キャビネットシミュレーターを通ったサウンドを、ラインアウトは、シミュレーターを通らないストレートなサウンドを出力できるため、目的に応じた使い分けができます。
まとめ
AMT / P2 は、Mesa Boogie Dual Rectifier のサウンドをペダルエフェクターで手軽に再現したいギタリストにとって、とても魅力的な製品です。3チャンネル仕様による多彩なサウンドメイク、IRキャビネットシミュレーター内蔵による利便性、そしてFX LOOPやDI OUTによる柔軟な接続性など、多くのメリットを備えています。ロックやメタルサウンドを追求するギタリストにとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。