
AMT
R2
ドイツのプログレッシブ・メタルバンド、Rammstein のギタリスト、Richard Z. Kruspe のシグネチャー・オーバードライブ/ディストーションペダル。彼の独特のサウンドを再現するために設計されており、パワフルでタイトな歪みが特徴。
R2 のレビュー
AMT / R2 とは
AMT / R2 は、クリーンからヘヴィなディストーションまで、幅広いサウンドメイクを一台で実現するプリアンプ・エフェクターです。リアルなギターアンプのサウンドをペダルエフェクターという手軽さで再現することを目指した製品であり、特にマーシャル系サウンドを志向するギタリストから高い評価を得ています。
AMT / R2 の特徴
1. 幅広いゲインレンジ
AMT / R2 は、クリーンサウンドからハードロック、メタルサウンドまで、多彩なゲインレベルに対応できる設計となっています。クリーンチャンネルでは、ピッキングニュアンスを忠実に再現する繊細なサウンドが得られます。一方、ディストーションチャンネルでは、タイトでアグレッシブなサウンドメイクが可能で、ヘヴィなリフはもちろん、ソロパートでも存在感のあるトーンを作り出せます。
2. 3バンドEQによる柔軟な音作り
独立した3バンドEQ(Bass, Middle, Treble)を搭載しており、サウンドのキャラクターを細かく調整できます。これにより、演奏する楽曲のジャンルや、使用するギター、アンプとの相性に合わせて、理想的なサウンドへ近づけることができます。EQの効きもとても良く、わずかな調整でもサウンドに変化をもたらすことができます。
3. キャビネットシミュレーター搭載
AMT / R2 には、ラインアウト端子に接続する際に、ギターキャビネットの響きを再現するキャビネットシミュレーターが内蔵されています。これにより、PAミキサーやオーディオインターフェースに直接接続しても、スピーカーを通したような自然で豊かなサウンドを得られます。レコーディングやライブでのDIサウンドとして、とても有用です。
4. FXループ搭載
エフェクトループ(Send/Return)を搭載しているため、ディレイやリバーブといった空間系エフェクターを、プリアンプの歪み回路の後段に接続できます。これにより、歪みのキャラクターを損なうことなく、エフェクトをかけることができ、より深みのあるサウンドメイクができます。
5. 堅牢なメタル筐体
ペダルエフェクターとしては、とても堅牢なメタル筐体を採用しています。ライブでの激しい使用にも耐えうる設計となっており、信頼性の高い製品と言えます。スイッチ部分も頑丈で、長期間にわたり安心して使用できるでしょう。
まとめ
AMT / R2 は、一台で多様なギターサウンドを実現できる、とても魅力的なプリアンプ・エフェクターです。リアルなアンプサウンドをペダルで再現したい、レコーディングで手軽に高品質なサウンドを得たい、といったニーズに応えることができるでしょう。特に、マーシャル系サウンドを基調としつつ、幅広いジャンルに対応したいギタリストにとって、非常におすすめできるエフェクターです。