
AMT
SS-20
AMT Electronics製の2チャンネル仕様のプリアンプペダル。クリーンからハイゲインまで幅広い歪みサウンドを作り出せ、真空管アンプライクなレスポンスと豊かな倍音が特徴。アンプのインプットに繋いで音作りをしたり、パワーアンプに直接繋いで使うことができます。
SS-20 のレビュー
AMT / SS-20 とは
AMT / SS-20 は、チューブアンプのサウンドをペダルエフェクターで再現することに特化した、高品質なプリアンプペダルです。特に、クリーンからクランチ、そしてパワフルなハイゲインサウンドまで、幅広いレンジのギターサウンドをカバーできる点が魅力です。2チャンネル仕様となっており、それぞれに独立したEQとゲインコントロールを備えているため、多彩な音作りができます。
AMT / SS-20 の特徴
1. リアルなチューブアンプサウンドの再現性
AMT / SS-20 の最大の特徴は、その高いチューブアンプサウンドの再現性です。数々のチューブアンプのサウンドキャラクターを解析し、それをデジタル技術で忠実に再現しています。ペダルながら、あたかも真空管アンプを鳴らしているかのような、 organik かつウォームなサウンドが得られます。ピッキングニュアンスへの追従性もとても高く、演奏者のタッチをダイレクトに反映してくれるでしょう。
2. 2チャンネル仕様による多彩な音作り
クリーンチャンネルとリードチャンネルの2つのチャンネルを備えています。クリーンチャンネルは、煌びやかなクリーンサウンドから、ピッキングの強さで自然に歪むクランチサウンドまで対応できます。リードチャンネルは、ミッドレンジを強調したパンチのあるオーバードライブから、ヘヴィなディストーションサウンドまでカバーします。それぞれのチャンネルに独立したEQとゲイン、ボリュームコントロールがあるので、ステージ上でのサウンドチェンジもかんたんです。
3. 優れたノイズリダクション機能
ペダルエフェクター、特にハイゲインサウンドを扱う場合、ノイズは避けられない問題です。AMT / SS-20 は、効果的なノイズリダクション回路を搭載しており、サウンドのクリアさを保ちながら、不要なノイズを低減してくれます。これにより、クリーンなサウンドはもちろん、ハイゲインサウンドでもストレスなく演奏に集中できます。
4. DIアウト機能によるレコーディングやPAへの直結
AMT / SS-20 は、標準的なギターアウトプットに加え、DIアウト(XLR端子)を備えています。このDIアウトからは、キャビネットシミュレーターを通したサウンドを出力できるため、レコーディング時にオーディオインターフェースへ直接接続したり、PAシステムへダイレクトに送ることが可能です。これにより、ギターアンプを使わないレコーディングや、ライブでのサウンドチェックも効率的に行えます。
5. コンパクトで堅牢な設計
ステージでの使用を考慮した、コンパクトで堅牢なメタル筐体を採用しています。多数のノブやスイッチ類も、誤操作を防ぐ配置がなされており、実用性がとても高いです。フットスイッチの操作性も良好で、ライブパフォーマンス中でもスムーズなエフェクトのオン/オフができます。
まとめ
AMT / SS-20 は、チューブアンプの持つ豊かなサウンドキャラクターとダイナミクスを、ペダルエフェクターという手軽な形態で実現した、とても完成度の高いプリアンプペダルです。クリーンからディストーションまで、幅広いゲインレンジをカバーし、2チャンネル仕様とDIアウト機能によって、レコーディングからライブまで様々なシチュエーションで活躍できるでしょう。音楽制作のプロフェッショナルにとっても、サウンドメイクの幅を広げる強力なツールとなるはずです。AMT / SS-20 は、求めるサウンドをかんたんに手に入れることができる、おすすめのエフェクターです。