
Behringer
FM600 Filter Machine
ギター用のビンテージ・オートワウサウンドを再現するコンパクトエフェクター。スウィープするような「ワウ」効果や、アタックに反応して変化する「フランジャー」のような効果も得られます。シンプルながらも表現力豊かなサウンドメイクが可能。
FM600 Filter Machine のレビュー
Behringer / FM600 Filter Machine とは
Behringer / FM600 Filter Machine は、ライブパフォーマンスやレコーディングでサウンドに多彩な表情を与えられるアナログ・ローパス・フィルター・エフェクターです。クラシックなシンセサイザーサウンドを再現するだけでなく、ギターやベース、キーボードなど、様々な楽器のサウンドを加工できます。直感的な操作で、サウンドデザインの可能性を大きく広げる一台です。
Behringer / FM600 Filter Machine の特徴
1. 伝説的なサウンドを再現するフィルター回路
このエフェクターは、かつて多くの名機に搭載されていた伝説的なローパス・フィルター回路を忠実に再現しています。これにより、ウォームで有機的なサウンドメイクが可能です。特に、シンセサイザーらしい「ワウ」のような効果や、ギターのサウンドを甘く滑らかにする効果などが期待できます。
2. 直感的なコントロールパネル
FM600は、サウンドメイクの要となるパラメーターを、それぞれ独立したノブで操作できます。カットオフ周波数、レゾナンス、エンベロープ・デプス、モジュレーション・レートなど、主要なコントロールが前面に配置されており、リアルタイムでのサウンド調整がとてもしやすい設計になっています。
3. 多彩なモジュレーション機能
フィルターのカットオフ周波数を周期的に変化させるLFO(Low Frequency Oscillator)を内蔵しています。このLFOの波形(トライアングル、矩形)やレートを調整することで、ワウ効果やトレモロのようなサウンド、さらには効果音的なサウンドまで、幅広い表現をすることができます。
4. エンベロープ・フォロワー搭載
楽器の演奏ニュアンスにフィルターが追従するエンベロープ・フォロワーを搭載しています。これにより、ピッキングの強弱や演奏のダイナミクスに合わせてフィルターが開閉し、より表現力豊かなサウンドを生み出せます。ギターのソロで泣きのサウンドを出したり、ベースラインにグルーヴ感を加えたりするのに役立ちます。
5. コンパクトで堅牢なデザイン
Behringer製品らしく、このFM600もコンパクトながら頑丈な金属製筐体を採用しています。ライブでの激しい使用にも耐えられる堅牢性は、プロフェッショナルの現場でも安心感を与えます。また、省スペースなのでペダルボードへの組み込みもかんたんです。
まとめ
Behringer / FM600 Filter Machine は、その手頃な価格帯ながら、伝説的なフィルターサウンドと多彩なモジュレーション機能を搭載しており、サウンドデザインの幅を大きく広げてくれるエフェクターです。ギター、ベース、キーボードなど、様々な楽器のサウンドにユニークなキャラクターを加えたいと考えている音楽制作者にとって、とても魅力的な一台と言えるでしょう。クラシックなサウンドから実験的なサウンドまで、この一台で多くの表現ができます。コストパフォーマンスに優れ、サウンドメイクの可能性を追求する方におすすめできる、とても価値のあるエフェクターです。