
Joyo
XVI
ディレイとリバーブの2つのエフェクトを搭載したデジタルマルチエフェクター。コンパクトながら多彩なサウンドメイクが可能で、自宅練習からライブまで幅広く活躍します。
XVI のレビュー
Joyo / XVI とは
Joyo / XVI は、オーディオ信号の周波数特性を調整するためのグラフィックイコライザー・ペダルです。10バンドの周波数スライダーを搭載し、ギターサウンドの細かなニュアンスから、ベースやキーボードの音色補正まで、幅広い用途に対応します。コンパクトながらも、サウンドメイクの幅を大きく広げることができるエフェクターです。
Joyo / XVI の特徴
1. 10バンドのグラフィックEQ
10個の周波数スライダーによって、31.25Hzから16kHzまでの幅広い帯域を+/- 15dBの範囲で細かく調整できます。これにより、ギターのローエンドをタイトにしたり、ハイエンドのきらびやかさを加えたりといった、繊細な音色補正ができます。ライブでのハウリング対策や、レコーディングでの不要な帯域のカットなど、プロフェッショナルな現場でも活躍する機能です。
2. ペダル操作による直感的なコントロール
各周波数帯のスライダーは、ペダル操作で素早く調整できるように設計されています。ライブパフォーマンス中に、曲の展開に合わせてサウンドを微調整したい場合などに、とても便利です。踏み込み式のスイッチでエフェクトのON/OFFも切り替えられるため、足元での操作がスムーズに行えます。
3. 頑丈なメタル筐体
Joyo / XVI は、ツアーなど過酷な使用環境にも耐えうる堅牢なメタル筐体を採用しています。大切な機材をしっかりと保護し、長期間にわたって安定したパフォーマンスを発揮します。信頼性の高い構造は、プロのミュージシャンにとってとても重要な要素です。
4. エフェクトループ搭載
エフェクトループ端子を搭載しているため、他のエフェクターとの接続や、複数のエフェクターを組み合わせたサウンドメイクにも対応します。これにより、EQをサウンドの最後段に配置して最終的な音色調整を行ったり、特定のサウンドキャラクターを付加するために他のペダルと連携させたりするなど、より複雑なセッティングもできます。
5. フットスイッチによるON/OFF切り替え
エフェクトのON/OFFは、頑丈なフットスイッチでかんたんに切り替えられます。トゥルーバイパス設計のため、エフェクトOFF時には信号への影響を最小限に抑え、原音のサウンドを損ないません。これにより、クリーンサウンドとエフェクトサウンドの切り替えもクリアに行えます。
まとめ
Joyo / XVI は、その多機能性と堅牢性、そして優れたコストパフォーマンスから、多くのミュージシャンにとって魅力的なグラフィックイコライザーです。ギター、ベース、キーボードといった様々な楽器のサウンドメイクにおいて、その表現力を飛躍的に向上させるポテンシャルを秘めています。サウンドの微調整や、不要な帯域のカット、あるいは積極的な音作りまで、幅広いニーズに応えてくれる一台です。プロフェッショナルな現場でも十分通用するクオリティを持っており、サウンドメイクの幅を広げたい方には、ぜひともおすすめしたいエフェクターです。