
KHDK
LCFR
カリフォルニアの伝説的なギタリスト、 Kirk Hammett(カーク・ハメット)監修による、コンプレッサーとローパス・フィルターを組み合わせたユニークなエフェクター。スムーズなコンプレッションと、サウンドに艶や粘りを加えるフィルター機能により、彼の代名詞とも言える「歌うような」リードサウンドや、リズムギターのコシを出すサウンドメイクが可能。
LCFR のレビュー
KHDK / LCFR とは
KHDK / LCFR は、Kikazaru氏がデザインした、コンプレッサーとローパスフィルターを組み合わせたエフェクターです。ローエンドのタイトさを調整しつつ、不要な高域をカットすることで、ギターサウンドに独特の艶とコシを与えます。
KHDK / LCFR の特徴
1. 驚異的なコンプレッション
LCFR のコンプレッサーは、単に音量を揃えるだけでなく、ギターのダイナミクスに音楽的な「粘り」を付加します。コードストロークでは粒立ちが揃い、単音弾きではサステインが豊かになり、演奏に心地よい弾力を与えます。アタックやリリースといった一般的なパラメーターに加え、"Girth" という独自のノブでコンプレッションのキャラクターを細かく調整できるのが特徴です。
2. 滑らかなローパスフィルター
ローパスフィルターは、ギターサウンドの不要な高域をスムーズにカットし、耳障りな成分を取り除きます。これにより、サウンドに重心が生まれ、より太く、そしてまとまりのあるトーンが得られます。カットオフ周波数は、"Frequency" ノブで調整でき、ギターやアンプの特性に合わせて細かくセッティングできます。
3. 伝説的なトーンシェイピング
Kikazaru氏の長年の経験に基づいたトーンシェイピングが施されています。単にコンプレッサーとフィルターを組み合わせただけではなく、両者の相互作用が計算され尽くしており、ギター本来のサウンドキャラクターを損なうことなく、より理想的なサウンドへと導きます。
4. 直感的で分かりやすい操作性
数多くのパラメーターがありますが、それぞれのノブの役割が明確に設計されており、直感的に操作できます。初めて使う方でも、短時間で好みのサウンドを作り出すことができるでしょう。複雑な設定に時間をかけることなく、すぐにセッションに投入できるのは、プロにとってとても大きなメリットです。
5. 高い汎用性
LCFR は、クリーンサウンドからクランチ、ディストーションサウンドまで、幅広いゲインレンジに対応します。特に、ハイゲインサウンドにおいては、ローエンドの不要な暴れを抑え、タイトでまとまりのあるサウンドメイクに貢献します。また、ベースギターにも効果的で、ローエンドのコントロールやサステインの付加など、様々な用途で活用できます。
まとめ
KHDK / LCFR は、ギターサウンドのクオリティを一段階引き上げることを可能にする、非常に完成度の高いエフェクターです。コンプレッサーとローパスフィルターの組み合わせにより、ギターサウンドに艶、コシ、そしてまとまりを与え、プロフェッショナルなサウンドメイクをサポートします。音楽制作の現場で、ギターサウンドにさらなる磨きをかけたいと考える方にとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。