
Line6
Dr Distorto
1990年代後半に発売された、ギター用のデジタル・ディストーション・エフェクター。特徴的なのは、真空管アンプの自然な歪みと、デジタルならではのクリアなサウンドを両立させている点。複数の歪みタイプを搭載し、多彩なサウンドメイクが可能。
Dr Distorto のレビュー
Line6 / Dr Distorto とは
Line6 / Dr Distorto は、Line6が開発したユニークなデジタルディストーションペダルです。単なる歪みエフェクターにとどまらず、多様なサウンドメイクを可能にする機能が搭載されています。複数のクラシックなディストーションサウンドをモデリングし、さらに独自のサウンドキャラクターを付加できる点が特徴です。
Line6 / Dr Distorto の特徴
1. 豊富なディストーションサウンドモデリング
Dr Distortoは、伝説的なビンテージディストーションペダルからモダンなハイゲインアンプまで、幅広いサウンドをデジタルで再現しています。これにより、一つのペダルで様々なジャンルやプレイスタイルに対応できるサウンドバリエーションを手に入れることができます。
2. 独自の「Grit」コントロール
このペダルの核となる機能の一つが「Grit」コントロールです。これは、歪みの質感を細かく調整できる機能で、バイト感のあるザラついたサウンドから、滑らかなサステインの効いたサウンドまで、ニュアンス豊かな歪みを創り出すことを可能にします。
3. 「Punch」と「Presence」によるサウンドキャラクターの調整
「Punch」コントロールは、音の芯やアタック感を調整し、ギターサウンドに力強さを与えます。「Presence」コントロールは、高域の輝きや抜けを調整し、アンサンブルの中でギターが埋もれないクリアなサウンドメイクをサポートします。これらのコントロールを組み合わせることで、求めるサウンドキャラクターをかんたんに実現できます。
4. EQセクションによる柔軟な音作り
Dr Distortoには、BASS、MID、TREBLEの3バンドEQが搭載されており、サウンドの周波数特性を細かく調整できます。これにより、アンプやギターの種類を選ばず、常に最適なサウンドバランスを作り出すことが可能です。
5. ステレオ入出力とエフェクトループ
ステレオ入出力に対応しているため、ステレオアンプやレコーディング環境でもその能力を最大限に発揮できます。また、エフェクトループを搭載しているため、他のペダルとの接続や、より複雑なエフェクトチェーンの構築もかんたんにできます。
まとめ
Line6 / Dr Distorto は、その多彩なモデリング機能と独自のサウンドメイクを可能にするコントロール群により、ギタリストにとって非常に魅力的なペダルです。クラシックなディストーションサウンドから、モダンで個性的なサウンドまで、幅広いニーズに応えることができるでしょう。様々なギターサウンドを追求するプロフェッショナルなギタリストにとって、Dr Distortoは持っておきたいおすすめのエフェクターです。