
Lone Wolf Audio
LWA120
ヴィンテージチューブアンプのクリーンブーストからオーバードライブまで、幅広いサウンドメイクが可能なマルチエフェクター。ゲイン、トーン、ボリュームの3ノブで直感的に操作でき、アンプライクな自然な歪みが特徴。
LWA120 のレビュー
Lone Wolf Audio / LWA120 とは
Lone Wolf Audio / LWA120 は、真空管アンプの持つダイナミクスと倍音を再現することに特化した、ドライブペダルです。単なるオーバードライブやブースターといった枠にとらわれず、ギター本来のサウンドキャラクターを極めてナチュラルに増幅し、ウォームでリッチなサウンドメイクを実現します。
Lone Wolf Audio / LWA120 の特徴
1. 真空管アンプライクなレスポンス
LWA120 の最大の特徴は、まるで本物の真空管アンプをクランクアップさせたかのような、タッチへの追従性の高さです。ピッキングの強弱やギターのボリュームコントロールに対する反応がとても敏感で、繊細なニュアンスから力強いクランチサウンドまで、プレイヤーの意図をダイレクトに反映します。
2. 豊かな倍音とコンプレッション
真空管特有の複雑で心地よい倍音成分が、ギターサウンドに深みと奥行きを与えます。また、適度なコンプレッション感が、サスティンを豊かにし、コードカッティングでは粒立ちを揃え、リードプレイでは歌うようなトーンを作り出します。
3. ナチュラルなトーンシェイピング
EQセクションは、サウンドキャラクターを大きく変化させるというよりは、ギターやアンプとのマッチングを微調整するのに適しています。過度な着色がなく、ギター本来のトーンを活かしたまま、必要に応じたプレゼンスやバイト感を付加できます。
4. コンパクトながら高品位な設計
小型ながらも、厳選されたパーツと丁寧な回路設計により、ノイズレベルは低く抑えられています。プロフェッショナルな現場での使用にも耐えうる、信頼性の高いサウンドクオリティを提供します。
5. 幅広いジャンルに対応する汎用性
ブルース、ロック、カントリーはもちろん、クリーンサウンドの質感を高めるブースターとしても、あるいはメタル系のディストーションペダルに繋いで倍音とサスティンを足すプリアンプ的な使い方まで、そのナチュラルなキャラクターゆえに、多くのジャンルやシステムで活躍できる汎用性を持っています。
まとめ
Lone Wolf Audio / LWA120 は、ギターサウンドの根幹をなす「アンプライクなドライブ感」を追求するギタリストにとって、非常に魅力的なペダルです。ギター本来の鳴りを引き出し、プレイヤーの感性をダイレクトに音へと変換してくれる、まさに求めているサウンドへと導いてくれる一本と言えるでしょう。サウンドメイクの幅を広げたい、よりアンプライクなサウンドを足元で実現したいとお考えのプロフェッショナルなミュージシャンの方々にとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。