
Mooer
Mooer Micro Preamp 017
真空管アンプのサウンドを再現するデジタルプリアンプペダル。VOX AC30のサウンドを基にしており、クリーンからクランチ、オーバードライブまで幅広く対応できます。
Mooer Micro Preamp 017 のレビュー
Mooer / Mooer Micro Preamp 017 とは
Mooer / Mooer Micro Preamp 017 は、真空管アンプのプリアンプ回路をデジタルで再現した、コンパクトなギターエフェクターです。実機アンプのサウンドキャラクターを忠実にモデリングしており、エフェクトボードへの組み込みやすさと、高品質なサウンドメイクを両立させています。
Mooer / Mooer Micro Preamp 017 の特徴
1. リアルな真空管アンプサウンド
このペダルは、伝説的な真空管アンプのサウンドをデジタル技術で精緻に再現しています。ゲインを上げていくにつれて変化する倍音やコンプレッション感、ピッキングニュアンスへの追従性など、真空管アンプならではのダイナミクスとウォームさを感じられるサウンドです。
2. 豊富なチャンネルとEQ
A/Bの2つのチャンネルを備えており、クリーンからクランチ、ハイゲインまで幅広いサウンドメイクができます。各チャンネルには独立した3バンドEQ(Bass, Middle, Treble)とPresenceコントロールが搭載されているため、アンプのキャラクターを微調整したり、ギターやジャンルに合わせてサウンドを調整したりするのにとても便利です。
3. IR(インパルス・レスポンス)ローディング機能
本体に外部IRデータをロードできる機能を搭載しています。これにより、様々なスピーカーキャビネットのサウンドをペダル内に取り込むことができ、サウンドの選択肢を格段に広げることができます。レコーディングやDI出力の際に、理想とするスピーカーサウンドを再現するのに役立ちます。
4. FXループ搭載
センド/リターン端子を備えているため、ディレイやリバーブなどの空間系エフェクターをプリアンプ回路の後段に接続できます。これにより、より自然で奥行きのあるサウンドメイクが可能となり、アンプライクなサウンドを構築する上で大きなアドバンテージとなります。
5. キャビネットシミュレーター搭載
IRローディング機能と連携するキャビネットシミュレーターも搭載しています。これにより、アンプヘッドとキャビネットを組み合わせたようなリアルなサウンドを、PAミキサーやオーディオインターフェイスに直接出力できます。レコーディングはもちろん、ライブでのDI出力にも対応できる汎用性の高さが魅力です。
まとめ
Mooer / Mooer Micro Preamp 017 は、そのコンパクトなサイズからは想像できないほど、本格的な真空管アンプサウンドと多彩な機能を提供してくれるペダルです。リアルなアンプキャラクター、細やかなサウンドメイクが可能なEQ、そしてIRローディングやFXループといった実用的な機能は、プロフェッショナルな現場でも十分に活躍できるポテンシャルを秘めています。ギターサウンドの幅を広げたい、クオリティの高いプリアンプサウンドを手軽に導入したいと考えるミュージシャンにとって、これはとても魅力的な一台と言えるでしょう。おすすめです。