
Moog Music Inc.
Moogerfooger MF-105M MIDI MuRF
強力なモジュレーション・フィルター・エフェクター。複数のレゾナント・フィルターを複雑に操作し、MIDI同期による多彩なサウンドメイクが可能。リズミックなうねりからSF的なサウンドまで、幅広い表現力を持ちます。
Moogerfooger MF-105M MIDI MuRF のレビュー
Moog Music Inc. / Moogerfooger MF-105M MIDI MuRF とは
Moog Music Inc. / Moogerfooger MF-105M MIDI MuRF は、Moogならではの強力なサウンドと、MIDIコントロールによる高度な操作性を兼ね備えた、ユニークなモジュレーション・エフェクターです。クラシックなMuRF(Modular Resonant Filter)のサウンドを継承しつつ、現代の音楽制作環境との連携を強化したモデルと言えます。
Moog Music Inc. / Moogerfooger MF-105M MIDI MuRF の特徴
1. Moog伝統のサウンドキャラクター
Moogブランドの代名詞とも言える、豊かでパワフルなアナログ・フィルター・サウンドが魅力です。ローパス、ハイパス、バンドパスといった多彩なフィルター・タイプと、それらをシーケンスで変化させるMuRF機能により、独特のうねりやグリッチ感のあるサウンドメイクができます。
2. MIDIによる高度なコントロール
MIDIノートやクロック信号に対応しており、外部MIDIデバイスからの同期やコントロールが可能です。これにより、DAWとの連携はもちろん、他のモジュラーシンセやシーケンサーとのグルーヴ感のあるアンサンブルも実現できます。ステップ・レートやフィルター・カットオフなどをMIDIでリアルタイムに操ることで、楽曲にダイナミズムを加えることができるでしょう。
3. 独自のMuRF(Modular Resonant Filter)機能
このエフェクターの核となる機能です。12個の共振フィルター・バンクを順番に鳴らすことで、アルペジオのようなリズミカルなモジュレーションを生み出します。パンニングも同時に行われるため、ステレオ・フィールドを広く使った立体的なサウンドが特徴です。
4. CV/Gateによる拡張性
Moogのモジュラーシンセとの親和性も高く、CV/Gate入出力端子を備えています。これにより、外部CVソースでフィルターのカットオフやレゾナンスをコントロールしたり、MF-105MのLFOなどを他のモジュールに送ったりと、より自由なサウンド・エクスプローラーができます。
5. 多彩なモジュレーション・ソース
内蔵のLFOはもちろん、エンベロープ・フォロワー、サンプル&ホールドといったモジュレーション・ソースを搭載しています。これらのソースをフィルターやパンニングにアサインすることで、予測不能で有機的なサウンド・テクスチャーを生成することも可能です。
まとめ
Moog Music Inc. / Moogerfooger MF-105M MIDI MuRF は、Moogならではのアナログ・サウンドに、MIDIコントロールによる高度な操作性と拡張性を融合させた、非常にユニークでパワフルなエフェクターです。シーケンシャルなフィルター・サウンドを軸に、MIDI同期やCVコントロールを駆使することで、現代の音楽制作において、これまでにないサウンド・アイデアをもたらしてくれるでしょう。ライブパフォーマンスからスタジオワークまで、幅広い用途で活用できるおすすめのエフェクターです。