
MXR
M199 Tap Tempo
ディレイやトレモロなどのモジュレーション系エフェクターと組み合わせて、演奏に合わせてエフェクトのテンポ(速さ)を足元で簡単に設定できるアダプター。ルーパーのテンポ同期にも使用できます。
M199 Tap Tempo のレビュー
MXR / M199 Tap Tempo とは
MXR / M199 Tap Tempo は、リズムに同期させるためのデジタルディレイやモジュレーション系エフェクターなどのテンポ設定を、外部フットスイッチから直感的かつ正確に行うための専用ペダルです。ギタリストやキーボーディストが、演奏中にエフェクトのテンポを素早く調整したい場面で、その真価を発揮します。
MXR / M199 Tap Tempo の特徴
1. 外部フットスイッチによる精確なテンポ設定
このペダルの最大の特徴は、外部フットスイッチを接続し、演奏に合わせてタップすることで、接続されたエフェクターのテンポをリアルタイムに設定できる点です。これにより、ライブパフォーマンス中にテンポチェンジが必要になった際にも、ペダルボードから手を離すことなく、直感的かつ正確なテンポ調整が実現します。
2. 複数のエフェクターとの連携
M199 Tap Tempo は、MXR の「Tap Tempo」機能に対応した様々なエフェクターと接続して使用できます。例えば、デジタルディレイペダル「Carbon Copy Deluxe」や「Echoplex Delay」、コーラス/ビブラートペダル「Uni-Vibe」など、テンポ同期が求められるエフェクターとの組み合わせで、サウンドメイクの幅が大きく広がります。
3. 柔軟な接続オプション
標準的な 1/4インチフォン端子を採用しており、多くのエフェクターと互換性があります。また、電源供給は DC9V で、一般的なエフェクター用パワーサプライで対応できます。ペダルボードへの組み込みも、そのコンパクトなサイズ感から、場所を取らずに設置できるのも利点です。
4. アナログ処理との親和性
デジタルディレイやモジュレーション系エフェクトのテンポをコントロールする役割を担いますが、それらのエフェクト自体がアナログ回路で構成されている場合でも、テンポ同期によるグルーヴ感を付加することで、アナログサウンドの持つ温かみやニュアンスを損なうことなく、より表現力豊かな演奏が可能になります。
5. シームレスな演奏体験
ライブ演奏において、曲の展開に合わせてエフェクトのテンポを微調整する作業は、時に煩雑になりがちです。M199 Tap Tempo を導入することで、この作業がかんたんかつスムーズになり、演奏に集中できる環境を作り出せます。これにより、パフォーマンスの質を向上させることが期待できます。
まとめ
MXR / M199 Tap Tempo は、テンポ同期を必要とするエフェクターをより活用するための、とても優れたツールです。外部フットスイッチによる直感的な操作性、多様なエフェクターとの連携、そしてペダルボードへの容易な組み込みといった特徴は、音楽制作のプロフェッショナルにとって、サウンドメイクの可能性を広げる強力な助けとなるでしょう。テンポ同期を重視するギタリストやキーボーディストには、ぜひおすすめしたい一台です。