
Radial
Trim Two
ギターアンプやペダルボードの信号レベルを正確に調整し、意図した音量とトーンを保つためのパッシブ・アッテネーター。演奏中の音量変化や、複数のエフェクター使用時の信号減衰を補正するのに役立ちます。
Trim Two のレビュー
Radial / Trim Two とは
Radial / Trim Two は、オーディオ信号のレベル調整と、ルーティングの切り替えを効率的に行うためのプロフェッショナル仕様のペダルです。インプットとアウトプットの間の信号レベルを精密にコントロールし、複数のソースやエフェクトループをスムーズに切り替えることで、ライブパフォーマンスやレコーディングにおける柔軟性と信頼性を向上させます。
Radial / Trim Two の特徴
1. 精密なレベルコントロール
Trim Two は、±12dB の範囲で信号レベルを微調整できるアッテネーターとアンプリファーを内蔵しています。これにより、異なる出力レベルを持つ楽器やエフェクター間の音量差を解消し、常に均一なサウンドレベルを保つことができます。また、プリアンプとしても機能し、信号にハリとコシを与えることもできます。
2. 2系統のステレオ・インプットとアウトプット
2系統のステレオ・インプットとアウトプットを備えているため、複数の楽器やエフェクトペダルを同時に接続し、それらを切り替えることが可能です。例えば、ギターとキーボードを同時に使用し、それぞれの信号を個別のサウンドシステムにルーティングするといった高度なセットアップも実現できます。
3. A/B または A/B/C スイッチング機能
Trim Two は、3つのアウトプット(A, B, C)と、それらの組み合わせによるルーティング切り替えができます。A/B スイッチングはもちろん、A/B/C と3つの異なる出力先へ信号を送ることも可能です。これにより、ライブでの音響システム切り替えや、複数のアンプへの同時出力など、多彩なルーティングに対応できます。
4. ペダル操作によるスムーズな切り替え
全ての機能は、頑丈なフットスイッチによって直感的に操作できます。ライブ中でも、楽器を持ち替えることなく、スムーズに信号のルーティングやレベル調整を行うことができます。この操作性は、ステージ上でのパフォーマンスの集中力を維持するためにとても重要です。
5. 堅牢なメタル筐体と信頼性の高い設計
Radial 製品ならではの堅牢なメタル筐体は、過酷なツアー環境でも安心して使用できる耐久性を提供します。内部回路もプロフェッショナルの要求に応える高品質なパーツで構成されており、長期間にわたる安定した動作が期待できます。
まとめ
Radial / Trim Two は、その精密なレベルコントロール、柔軟なルーティング機能、そして信頼性の高い設計により、音楽制作のプロフェッショナルにとって非常に価値のあるツールです。複数の楽器を使い分けたり、複雑なエフェクトチェーンを構築したりする際に、サウンドの整合性を保ち、パフォーマンスの幅を広げることを可能にします。サウンドのクオリティと操作性を両立させたい方にとって、このペダルは素晴らしい選択肢となるでしょう。