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Tech 21 Geddy Lee DI-2112

Tech 21

Geddy Lee DI-2112

BassPreAmpEqualizerModeling/Simulation

ラッシュのゲディ・リーが愛用するベースアンプ「Hiwatt DR103」をデジタルモデリングしたプリアンプ/DIボックス。オーバードライブ、コンプレッサー、EQ、DI機能を搭載し、多彩なサウンドメイクが可能。


Geddy Lee DI-2112 のレビュー

Tech 21 / Geddy Lee DI-2112 とは

Tech 21 / Geddy Lee DI-2112 は、Rush のベーシスト、ゲディ・リー氏との共同開発によって生まれた、ベース用のプリアンプ/DIボックスです。単なるエフェクターとしてだけでなく、サウンドメイクの核となる存在であり、ステージやレコーディングスタジオで求められる多様なニーズに応えるべく設計されています。

Tech 21 / Geddy Lee DI-2112 の特徴

1. ゲディ・リー直伝のサウンドキャラクター

このペダルには、ゲディ・リー氏が長年愛用してきたサウンドのニュアンスが凝縮されています。真空管アンプの温かみとサチュレーション、そしてパンチのある低域とクリアな高域が、わずかなノブ操作で再現できます。特定の周波数帯を強調したり、逆にカットしたりするのではなく、音楽的な倍音構成を豊かにし、アンプライクなサウンドを創り出すことに重点が置かれています。

2. 2チャンネル構成による柔軟なサウンドメイク

DI-2112 は、"Drive" と "Deep" という2つの独立したチャンネルを備えています。"Drive" チャンネルは、ピッキングニュアンスに追従する、タイトでアグレッシブなサウンドを得意とします。一方の "Deep" チャンネルは、よりウォームで広がりのある、ゴリッとした低域を特徴としており、楽曲のボトムをしっかりと支えます。これら2つのチャンネルをミックスすることで、ゲディ・リー氏のような、エッジがありながらも豊潤なベースサウンドを創り出すことが可能です。

3. 充実したEQセクション

各チャンネルには、独立したEQセクションが搭載されています。Treble, Mid, Bass の3バンドに加え、"Presence" や "Punch" といった、よりサウンドのキャラクターを決定づけるコントロールも備わっています。これらのコントロールを駆使することで、様々なジャンルや楽曲の要求に応じた、きめ細やかなサウンドメイキングができます。特に、Midコントロールは周波数を切り替えられるため、ベースラインの輪郭を際立たせたり、アンサンブルの中で埋もれないサウンドに調整したりするのに役立ちます。

4. DI機能とサウンドへのこだわり

DIボックスとしての機能も申し分ありません。XLRアウトプットは、スタジオレコーディングはもちろん、ライブでのPAシステムへのダイレクト接続にも対応します。さらに、プリアンプ機能と組み合わせることで、単にライン信号を送るだけでなく、サウンドメイクされた、こだわりの音をダイレクトに届けることが可能です。これにより、ミキシングエンジニアの負担を軽減し、意図したサウンドを忠実に再現することに繋がります。

5. 多様な接続性と拡張性

DI-2112 は、標準的な1/4インチインプット/アウトプットに加え、エフェクトループ端子も備えています。これにより、他のエフェクターとの連携もスムーズに行えます。また、外部電源アダプターの使用はもちろん、9Vバッテリーでも駆動するため、様々な環境での使用ができます。この汎用性の高さは、ライブミュージシャンにとって、とても頼もしい仕様と言えるでしょう。

まとめ

Tech 21 / Geddy Lee DI-2112 は、単なるベースエフェクターの枠を超え、サウンドメイクの強力なパートナーとなり得るプリアンプ/DIボックスです。ゲディ・リー氏のサウンド哲学が息づくこのペダルは、その柔軟なコントロールと高品質なサウンドキャラクターにより、プロフェッショナルの現場で求められる要求に応えてくれるでしょう。ベースサウンドに深みと個性を加えたいと考えている方にとって、間違いなくおすすめできるエフェクターです。


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