Tech 21 / Leeds とは

Tech 21 / Leeds は、英国の伝説的なハイゲイン・アンプである Marshall JCM800 "Lead Series" のサウンドを、ペダル・エフェクターとして再現することに特化した製品です。ギター本来のトーンを活かしつつ、パワフルでウォームなオーバードライブから、タイトでアグレッシブなディストーションまで、幅広いゲイン・サウンドを構築できます。

Tech 21 / Leeds の特徴

1. リアルなアンプ・サウンドの再現性

Leeds は、Tech 21 が開発した「SansAmp」テクノロジーを駆使し、Marshall JCM800 の複雑な真空管アンプのサウンド・キャラクターを忠実に再現しています。単に歪みを加えるだけでなく、アンプの持つダイナミクスやピッキングへのレスポンス、そして独特の倍音構成までをもペダル・フォーマットで実現している点が特筆されます。

2. 直感的なコントロール

操作系は、VOLUME、DRIVE、TONE、PRESENCE という、アンプライクで理解しやすいノブで構成されています。これらのノブを調整することで、サウンドのニュアンスを細かくコントロールできます。DRIVE ノブで歪みの深さを、TONE ノブで高域のキャラクターを、PRESENCE ノブでさらにアタック感や倍音を調整し、求めるサウンドへと導くことができます。

3. 多彩なサウンド・メイキング

Leeds は、クリーン・ブーストからクランチ、そしてハード・ロックやメタルに最適なヘヴィなディストーションまで、幅広いゲイン・レンジをカバーします。ギターのボリューム・コントロールへの追従性も高く、ピッキングの強弱によってクリーンとクランチを使い分けるようなプレイもかんたんに実現できます。

4. ブースト機能の搭載

DRIVE ノブを最大まで回しきった状態から、さらに音量や歪みを持ち上げたい場合に有効なのが、DRIVE ノブをプッシュすることでON/OFFできるブースト機能です。これにより、ソロパートなどで瞬時に音圧を上げ、存在感のあるサウンドを出力することが可能です。

5. 柔軟な接続性

Leeds は、ギターアンプに直接接続するだけでなく、パワーアンプやミキサー、オーディオインターフェイスなど、様々な機器と組み合わせて使用できます。特に、アンプのインプットに接続することで、アンプ本来のサウンドに Leeds によるキャラクターを加えることができ、アンプのキャラクターを損なわずにサウンドを拡張するのにとても適しています。

まとめ

Tech 21 / Leeds は、Marshall JCM800 のサウンドをペダルで再現したいミュージシャンにとって、非常に魅力的な選択肢となります。そのリアルなアンプ・キャラクター、直感的な操作性、そして多彩なサウンド・メイキング能力は、レコーディング・スタジオからライブ・ステージまで、あらゆる場面で活躍できるでしょう。このペダルは、ギター・サウンドに新たな深みと表現力を与えてくれるおすすめのエフェクターです。