
Tech 21
Oxford
伝説的なイギリスの真空管アンプ、Marshall Super Lead 1959をモデルにしたオーバードライブ/プリアンプペダル。ヴィンテージなクランチサウンドからパワフルなリードトーンまで、幅広いブリティッシュサウンドを再現します。
Oxford のレビュー
Tech 21 / Oxford とは
Tech 21 / Oxford は、Marshall JCM800 2204アンプのサウンドをコンパクトなペダルで再現することを目指したオーバードライブ/プリアンプペダルです。クラシックなブリティッシュロックサウンドを基調としながらも、現代的な音楽制作の現場で求められる汎用性も兼ね備えています。
Tech 21 / Oxford の特徴
1.Authentic British Tone
このペダルの最大の特徴は、まさにその「ブリティッシュ・トーン」へのこだわりです。JCM800特有の、ザラついたクランチサウンドから、ピッキングニュアンスに敏感に反応するダイナミクスまで、忠実に再現されています。クリーンブーストからミディアムオーバードライブまで、幅広いゲインレンジをカバーしており、ロックだけでなくブルースやポップスなど、様々なジャンルで活用できます。
2.Three-Band EQ
搭載されている3バンドEQは、サウンドメイクの幅を大きく広げます。Bass、Mid、Trebleの各ノブは、それぞれ独立して効き、アンプのサウンドキャラクターを細かく調整できます。特にMidコントロールは、ギターサウンドの「芯」を作る上で重要な役割を果たします。これにより、ギター単体はもちろん、ミキサーやDAWに直接入力する際にも、理想的なサウンドに近づけることができます。
3.Drive and Level Controls
Driveノブでオーバードライブの深さを、Levelノブで出力レベルを調整します。Driveを絞ればクリーンブーストや軽いクランチ、上げればパワフルなオーバードライブサウンドが得られます。Levelノブは、他のエフェクターとの音量バランスを取るのに便利です。また、このペダルはプリアンプとしても機能するため、アンプのサウンドを「ドライブ」させるような使い方もできます。
4.Speaker Simulation
Tech 21の得意とするスピーカーシミュレーション技術が、このペダルにも搭載されています。これにより、スピーカーキャビネットを通したような自然で奥行きのあるサウンドが得られます。レコーディングやPAシステムへのダイレクト接続時にも、アンプライクなサウンドを構築することができ、外部アンプを使用しない環境でもクオリティの高いギターサウンドを実現できます。
5.Versatile Connectivity
標準的なギターイン/アウト端子に加え、XLRアウト端子を装備しています。これにより、エフェクターボードに組み込むだけでなく、ミキサーやオーディオインターフェースに直接接続することも可能です。また、9V DCアダプターで駆動し、コンパクトな筐体ながらも高い実用性を誇ります。
まとめ
Tech 21 / Oxford は、クラシックなブリティッシュ・アンプサウンドを求めるギタリストにとって、とても魅力的な選択肢となるでしょう。そのリアルなサウンドキャラクターと、使いやすいコントロール、そして先進的な機能の数々は、レコーディングセッションやライブパフォーマンスにおいて、ギターサウンドを格段に向上させるはずです。これは、音楽制作のプロフェッショナルが求めるサウンドと使いやすさを両立させた、素晴らしいペダルであると言えます。