
Tone City
Model M
Marshall Bluesbreaker系を彷彿とさせる、ヴィンテージライクなオーバードライブペダル。ピッキングニュアンスに敏感に反応し、クリーンからクランチ、さらに深い歪みまで、多彩なサウンドメイクが可能。バンドアンサンブルでも埋もれにくい、芯のあるサウンドが特徴。
Model M のレビュー
Tone City / Model M とは
Tone City / Model M は、数々の名機を輩出してきた伝説的なレコーディングコンソール「Neve 1073」のサウンドをエミュレートしたオーバードライブペダルです。そのパワフルでウォームなサウンドは、ギターサウンドに豊かな倍音と独特のコンプレッション感を与え、あらゆるジャンルの音楽制作において、サウンドメイクの幅を広げてくれるでしょう。
Tone City / Model M の特徴
1. 伝説的なNeve 1073サウンドの再現
Tone City / Model M の最大の特徴は、そのサウンドキャラクターにあります。ビンテージNeve 1073プリアンプが持つ、暖かく、倍音豊かなオーバードライブサウンドを忠実に再現しています。ローゲイン設定では、アンプをプッシュしたような自然なクランチサウンドが得られ、ハイゲイン設定では、太く芯のあるリードトーンを作り出すことができます。
2. 3段階のゲインスイッチ
ゲインコントロールだけでなく、3段階のゲインスイッチを搭載している点も、このペダルの多様性を示しています。CLEAN、CRUNCH、OVERDRIVEと、それぞれのキャラクターが異なり、セッティング次第でクリーンブーストからハードなディストーションまで、幅広いゲインレンジをカバーできます。これにより、曲調や演奏スタイルに合わせて最適なサウンドをかんたんに作り出すことができます。
3. EQコントロールによる柔軟な音作り
Treble、Middle、Bassの3バンドEQを搭載しており、サウンドのキャラクターを細かく調整できます。これにより、ギター本体やアンプとの相性を考慮した、より緻密な音作りができます。低音域のハリを加えたり、中音域をカットして抜けを良くしたりと、思い通りのサウンドメイクがとてもしやすい仕様となっています。
4. コンパクトで堅牢な筐体
Tone City / Model M は、そのサウンドクオリティに反して、とてもコンパクトな筐体に収められています。ボードへの設置スペースを取らないため、既存のエフェクターボードに組み込みやすいでしょう。また、金属製の堅牢な筐体は、ライブでの使用にも耐えうる耐久性を備えています。
5. シンプルで直感的な操作性
たくさんのノブやスイッチがあるペダルは、使いこなすのに時間がかかることもありますが、Model M はとてもシンプルで直感的な操作性を実現しています。Volume、Gain、Treble、Middle、Bassという基本的なコントロールに加え、ゲインスイッチのみなので、誰でもすぐにそのサウンドを体験できます。
まとめ
Tone City / Model M は、伝説的なNeve 1073のサウンドを、現代の音楽制作環境で手軽に利用できる、とても魅力的なオーバードライブペダルです。そのウォームで倍音豊かなサウンド、柔軟なEQ、そしてシンプルな操作性は、レコーディングはもちろん、ライブパフォーマンスにおいても、ギターサウンドを一段上のレベルへと引き上げてくれるでしょう。ギターサウンドに深みと個性を加えたいと考えているギタリストやプロデューサーにとって、強くおすすめできるエフェクターです。