
Wampler
Triple Wreck
高ゲインなディストーションサウンドを特徴とするオーバードライブ/ディストーションペダル。マーシャルのJCM800やJCM900のような、クラシックなブリティッシュ・ハイゲインアンプのサウンドを再現しつつ、現代的な使いやすさも兼ね備えています。タイトでアグレッシブな歪みから、コード感を保ったままソロを弾けるようなサステインまで、幅広いゲインレンジを実現します。
Triple Wreck のレビュー
Wampler / Triple Wreck とは
Wampler / Triple Wreck は、数々の伝説的なギタリストが愛用するハイゲインディストーションペダルです。UK産ハイゲインアンプのサウンドを再現することをコンセプトに開発され、パワフルかつ表情豊かな歪みサウンドを提供します。
Wampler / Triple Wreck の特徴
1. 3ch仕様による多彩なサウンドメイク
Triple Wreckの最大の特徴は、Clean、Crunch、Leadの3つのチャンネルを搭載している点です。Cleanチャンネルではクリーンブーストや軽やかなオーバードライブ、Crunchチャンネルではクラシックなクランチサウンド、そしてLeadチャンネルではモダンなハイゲインサウンドまで、一台で幅広いジャンルに対応できるサウンドメイクができます。各チャンネルは独立したゲインとボリュームコントロールを備え、繊細なニュアンスの調整が可能です。
2. EQセクションによる緻密な音作り
各チャンネルには、Bass、Middle、Trebleといった基本的なEQに加え、Presence、Contourといったコントロールも搭載されています。これにより、サウンドのキャラクターをより緻密に調整することができます。Presenceコントロールで高域の張りや抜け感を、Contourコントロールでミッドレンジのキャラクターを変化させることで、求めるサウンドに近づけることができます。
3. ボリュームコントロールの優秀さ
Triple Wreckは、ゲインを上げた状態でもボリュームのコントロールがとてもしやすい設計になっています。クランチチャンネルでコードバッキングをタイトに決めたい時や、リードチャンネルでソロを際立たせたい時など、ピッキングの強弱やギターのボリュームノブ操作だけで、歪みの量やサウンドのキャラクターをダイナミックに変化させることができます。
4. Boutiqueライクなサウンドニュアンス
Wamplerペダル全般に言えることですが、Triple Wreckも手作り感のある、とても洗練されたサウンドニュアンスを持っています。単なるハードな歪みではなく、アンプライクなタッチセンシティブな応答性や、ピッキングニュアンスを忠実に再現する表現力は、プロフェッショナルな現場でも重宝されるでしょう。
5. FXループ搭載による拡張性
Triple Wreckには、エフェクトループ(FX Loop)が搭載されています。これにより、ディレイやリバーブなどの空間系エフェクトを歪みの後段に接続することで、より自然で深みのあるサウンドを作り出すことができます。また、外部アンプのループにも接続できるため、既存のサウンドシステムとの連携もかんたんに行えます。
まとめ
Wampler / Triple Wreck は、その3ch仕様、緻密なEQ、優れたボリュームコントロール、そして表現力豊かなサウンドニュアンスにより、ギタリストの要求に応えることができるハイゲインディストーションペダルです。UKハイゲインアンプのサウンドを求めるギタリストにとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。ライブパフォーマンスはもちろん、レコーディングにおいてもその実力を発揮してくれるはずです。このペダルは、サウンドメイクの可能性を大きく広げてくれる、とてもおすすめな一台です。