
Way Huge
Green Rhino Overdrive MKV
JHS Pedalsによるリイシューで、クラシックなTS系オーバードライブサウンドを基盤に、よりワイドレンジでパワフルなサウンドを実現。3段階のクリッピング切り替えやToneコントロールで多様な音作りが可能。
Green Rhino Overdrive MKV のレビュー
Way Huge / Green Rhino Overdrive MKV とは
Way Huge / Green Rhino Overdrive MKV は、多彩なサウンドメイクを可能にする、パワフルなオーバードライブペダルです。Jimi Hendrixをはじめとする数々のギタリストに愛された「Green Rhino」の最新バージョンであり、クラシックなサウンドからモダンなヘヴィサウンドまで、幅広いジャンルに対応できる汎用性の高さが魅力です。
Way Huge / Green Rhino Overdrive MKV の特徴
1. ゲインレンジの広さ
Green Rhino Overdrive MKV は、クリーンブーストからウォームなクランチ、そしてタイトでアグレッシブなディストーションまで、驚くほど広いゲインレンジを備えています。ボリューム奏法による繊細なニュアンスから、ヘヴィなリフまで、ギターのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
2. 3バンドEQによる緻密な音作り
このペダルの最大の特徴の一つが、独立した3バンドEQ(BASS, MID, TREBLE)を搭載している点です。これにより、ギター本体やアンプとの相性を考慮しながら、サウンドのキャラクターを細部までコントロールできます。特にMIDコントロールは、ギターサウンドの「旨味」とも言える帯域を効果的に調整でき、バンドアンサンブルの中でも埋もれない存在感のある音作りができます。
3. ボリュームノブの役割
Green Rhino Overdrive MKV は、ボリュームノブの操作だけでサウンドのキャラクターが大きく変化します。ボリュームを絞るほどクリーンなトーンになり、上げていくにつれてオーバードライブが増していく、まるで真空管アンプのような自然なレスポンスを実現しています。このダイナミックな応答性は、ピッキングニュアンスへの追従性を高め、感情的な演奏をサポートします。
4. 内部ジッター設定
本機には、内部ジッター設定スイッチが搭載されています。このスイッチを切り替えることで、オーバードライブのキャラクターが変化します。一方はよりアグレッシブでハイゲインなサウンド、もう一方はよりウォームでコンプレッション感のあるサウンドとなり、プレイヤーの求めるサウンドに応じて使い分けることができます。
5. タフな筐体と直感的な操作性
Way Huge製品らしい、堅牢で信頼性の高い筐体も魅力です。ツアーなど過酷な現場での使用にも耐えうる設計となっています。また、ノブの配置や表記はとても分かりやすく、直感的に操作できるため、サウンドメイクに集中できます。
まとめ
Way Huge / Green Rhino Overdrive MKV は、その幅広いゲインレンジ、緻密なEQコントロール、そしてアンプライクなレスポンスにより、ギタリストの表現の幅を大きく広げてくれるオーバードライブペダルです。モダンなサウンドメイキングにも対応しつつ、ヴィンテージライクな温かみも兼ね備えたこのペダルは、様々なジャンルのプレイヤーにとって、サウンドメイクの強力な武器となることでしょう。ギターサウンドに新たな次元をもたらす、とても良い選択肢となるはずです。