
Behringer
Crave
パワフルなサウンドと多彩な機能を備えたアナログモノフォニックシンセサイザー。シーケンサー、アルペジエーター、モジュレーション機能なども搭載しており、ライブパフォーマンスや作曲に最適。
Crave のレビュー
Behringer / Crave とは
Behringer / Crave は、Modular Synthesizer(モジュラーシンセサイザー)の思想を取り入れた、コンパクトでパワフルなモノフォニック・シンセサイザーです。純粋なアナログ回路設計により、温かみのある、そして力強いサウンドメイクを追求できます。その自由度の高さから、音楽制作におけるサウンドデザインの可能性を広げる一台として注目されています。
Behringer / Crave の特徴
1. アナログ・ピュア・アナログ・サウンド
Crave は、完全なアナログ回路で構成されており、現代のデジタルシンセサイザーにはない、暖かく、そして倍音豊かなアナログサウンドを実現します。 VCO(電圧制御オシレーター)から VCF(電圧制御フィルター)、VCA(電圧制御アンプリチューカー)に至るまで、アナログならではのダイナミックなレスポンスと、有機的なサウンドキャラクターが魅力です。
2. 4極ローパス・フィルター
Moog™ Model 15にインスパイアされた、伝説的な4極ローパス・フィルターを搭載しています。このフィルターは、滑らかなカットオフから、キャラクターのあるレゾナンスまで、多彩な音色変化を可能にします。ノブを回すだけで、サウンドに厚みや、うねりを加えることができ、印象的なベースラインやリードサウンドの構築に貢献します。
3. 32ステップ・シーケンサー
直感的に操作できる32ステップ・シーケンサーを内蔵しています。これにより、複雑なメロディラインやリズムパターンを、手軽に作成・保存できます。シーケンスはリアルタイムで編集でき、ライブパフォーマンスでの即興的なフレーズ生成にも適しています。
4. 豊富なモジュレーション機能
LFO(低周波オシレーター)やエンベロープジェネレーター(EG)など、多彩なモジュレーションソースを備えています。これらのソースをフィルターやピッチに適用することで、サウンドに生命感あふれる動きを与えることができます。サウンドデザインの幅を大きく広げることができるでしょう。
5. 外部ソースの処理も可能
オーディオ・インプット端子を備えており、外部のオーディオソースをCraveのフィルターやエンベロープジェネレーターを通して処理することができます。これにより、ドラムループやボーカルなどを、Craveならではのアナログサウンドで加工し、新たなサウンドテクスチャーを生み出すこともできます。
まとめ
Behringer / Crave は、そのコンパクトな筐体ながら、本格的なアナログシンセサイザーとしてのポテンシャルを秘めた一台です。パワフルなサウンド、柔軟なモジュレーション、そして直感的なシーケンサーは、音楽制作のあらゆる場面で活躍できるでしょう。手軽にアナログシンセのサウンドを導入したい、またはサウンドデザインの幅を広げたいという方には、とてもおすすめできるシンセサイザーです。