
Boss
GE-10
10バンドのグラフィックイコライザーを搭載したギター用エフェクター。各帯域の周波数を個別に調整することで、ギターサウンドの音色を細かくコントロールできます。ブーストやカットを自在に操り、ライブやレコーディングで理想のサウンドメイクを実現します。
GE-10 のレビュー
Boss / GE-10 とは
Boss / GE-10 は、1980年代に発売されたグラフィックイコライザーです。ギターサウンドの周波数帯域を細かく調整することで、音作りの幅を広げることができるペダルエフェクターとして、多くのギタリストに愛用されてきました。
Boss / GE-10 の特徴
1. 10バンドのグラフィックEQ
GE-10は、31.25Hzから16kHzまでの10個の周波数帯域を、±12dBの範囲でブーストまたはカットできるグラフィックイコライザーです。これにより、ギターサウンドのニュアンスを繊細にコントロールすることができます。例えば、低音域を強調してヘヴィなサウンドを作ったり、高音域をカットして耳障りな倍音を抑えるといった、幅広い音作りができます。
2. マスターボリュームコントロール
EQセクションとは別に、マスターボリュームコントロールが搭載されています。これにより、EQで音量が変わってしまっても、全体の音量を元に戻すことができます。ステージ上での音量調整や、他のエフェクターとの音量バランスを整える際に、とても役立ちます。
3. コンパクトな筐体
当時のエフェクターとしては、比較的コンパクトな筐体で設計されています。ペダルボードに組み込みやすく、場所を取らない点も魅力です。複数のエフェクターを使用するギタリストにとって、このコンパクトさは大きなメリットと言えるでしょう。
4. シンプルで直感的な操作性
10個のスライダーを操作するだけで、直感的に音作りができます。専門的な知識がなくても、試行錯誤しながら好みのサウンドを見つけることができます。サウンドキャラクターを大きく変えるだけでなく、微調整にも対応できるため、一本のギターやアンプの特性を最大限に引き出すために使用できます。
5. Bossならではの堅牢性
Boss製品の特徴である、堅牢で信頼性の高い筐体も特筆すべき点です。ライブでの激しい使用にも耐える設計となっており、長期間にわたって安心して使用できるでしょう。
まとめ
Boss / GE-10 は、その10バンドのグラフィックEQとマスターボリュームコントロールにより、ギターサウンドを多角的にコントロールできる非常に使い勝手の良いエフェクターです。ギターサウンドのキャラクターを微細に調整したい、あるいは特定の周波数帯域をピンポイントでコントロールしたいと考えるギタリストにとって、GE-10は間違いなくおすすめできるエフェクターです。そのシンプルながらも奥深いサウンドメイキング能力は、今なお多くのクリエイターに支持されています。