
JHS
The A T
伝説的なアンプ「Two-Rock Bloomfield Drive」のサウンドを再現したオーバードライブペダル。クリーンブーストから、タイトでウォームなクランチサウンドまで、幅広いゲインレンジを持ち、タッチニュアンスに敏感に反応する表現力豊かなサウンドが特徴。
The A T のレビュー
JHS / The A T とは
JHS / The A T は、伝説的なギタリスト、アンディ・ティモンズ氏のシグネチャー・ペダルとしてJHS Pedalsからリリースされたオーバードライブ・ペダルです。彼の長年の使用経験とサウンドへのこだわりを形にしたこのペダルは、幅広いジャンルに対応できる汎用性と、ピッキングニュアンスを忠実に再現する繊細なレスポンスが魅力となっています。
JHS / The A T の特徴
1. 多彩なサウンドメイク
The A Tは、ローゲインからミディアムゲインまで、幅広いゲインレンジを持っています。クリーンブースト的な使い方から、ブルージーなクランチサウンド、さらにはロックなオーバードライブまで、ギターとアンプの組み合わせ次第で様々なトーンを作り出すことができます。ゲインノブの操作だけでなく、ギターのボリュームコントロールだけでもクリーンからクランチへとスムーズに変化させることができ、とても表現力豊かなサウンドメイクが可能です。
2. 優れたピッキングレスポンス
このペダルは、ピッキングの強弱やニュアンスをとても忠実に拾ってくれます。強く弾けばアタック感のあるドライブサウンド、弱く弾けばクリアでバイト感のあるサウンドと、まるでアンプ直のようなレスポンスを実現しています。この繊細なレスポンスが、感情を込めたギタープレイをサポートします。
3. 2チャンネル仕様による柔軟性
The A Tは、2つの独立したチャンネルを備えています。チャンネルAは、よりタイトでアタック感のあるサウンド。チャンネルBは、よりウォームでサステインのあるサウンドが特徴です。それぞれのチャンネルを単独で使用するだけでなく、両方をONにすることで、さらにリッチでパワフルなサウンドを得ることもできます。これにより、楽曲の展開に合わせてサウンドを切り替えたり、重ねたりすることがかんたんに行えます。
4. EQコントロールの洗練
ボリューム、ゲインに加えて、トーン、マスターボリュームといった基本的なコントロールに加え、The A TにはEQスイッチや、フットスイッチで切り替え可能な2つのEQプリセット(AとB)が搭載されています。これにより、ギターやアンプの特性に合わせてサウンドのキャラクターを微調整したり、楽曲のミックスの中で埋もれない、あるいは際立つサウンドをかんたんに作り出すことができます。
5. 名機を彷彿とさせるサウンドキャラクター
The A Tは、かの有名なKlon CentaurやIbanez Tube Screamerといった歴史的名機のサウンドキャラクターをリスペクトしつつ、JHSならではの解釈と改良が加えられています。それらのペダルの良さを引き継ぎながらも、より現代的なサウンドメイクや、エフェクターボードでの使いやすさも考慮された設計となっています。
まとめ
JHS / The A T は、その多才なサウンドメイク能力、卓越したピッキングレスポンス、そして2チャンネル仕様による柔軟性から、プロフェッショナルなギタリストにとって非常に強力なツールとなるでしょう。アンディ・ティモンズ氏が長年培ってきたサウンドへの洞察が詰まったこのペダルは、ギターサウンドに新たな次元をもたらすこと間違いなしです。クオリティの高いオーバードライブペダルをお探しであれば、The A Tはぜひ試していただきたいエフェクターです。