
MXR
CSP042 Third Man Hardware Double Down
The White StripesのギタリストJack Whiteが愛用するオーバードライブとファズの2つのサウンドを1台に収めたデュアル・エフェクター。それぞれのサウンドは独立してON/OFFでき、更には両方を同時にONにすることで、よりパワフルで独特なサウンドを生み出します。
CSP042 Third Man Hardware Double Down のレビュー
MXR / CSP042 Third Man Hardware Double Down とは
MXR / CSP042 Third Man Hardware Double Down は、The White StripesやThe Raconteursなどで活躍するギタリスト、ジャック・ホワイト氏が主宰するThird Man Hardwareとのコラボレーションにより誕生した、デュアル・ファズ・ペダルです。1台で2つの異なるファズサウンドを生み出すことができ、多彩な音作りが実現できる点が特徴です。
MXR / CSP042 Third Man Hardware Double Down の特徴
1. 2つの独立したファズ回路
このペダルは、Gain、Tone、Volumeといった各コントロールが独立した2つのファズ回路を搭載しています。これにより、互いに異なるキャラクターのファズサウンドを同時に、あるいは個別にON/OFFして使用することができます。例えば、片方をタイトでアグレッシブなサウンドに、もう片方をウォームでサステインのあるサウンドに設定するなど、多彩な組み合わせが可能です。
2. Series/Parallel切り替えスイッチ
2つのファズ回路の接続順序を切り替えることができるスイッチが搭載されています。Seriesモードでは、一方のファズをもう一方のファズにインプットする形となり、より複雑で倍音豊かな、あるいは攻撃的なサウンドを作り出せます。Parallelモードでは、2つのファズが並列でミックスされるため、それぞれのキャラクターを保ちつつ、より太く、ダイナミックなサウンドを得られます。
3. Class-Aゲルマニウム・トランジスタ採用
片方のファズ回路には、ヴィンテージスタイルのClass-Aゲルマニウム・トランジスタが採用されています。これにより、温かみのある、ピッキングニュアンスに敏感に反応するクラシックなファズサウンドが実現します。ゲルマニウム・トランジスタ特有のゲルマニウム・トランジスタ特有の、クリーンブーストから激しい歪みまで、ボリュームペダル操作で幅広いサウンドメイクができるでしょう。
4. Siliconトランジスタ採用
もう一方のファズ回路には、よりモダンでパワフルなシリコン・トランジスタが使用されています。こちらは、よりアグレッシブでサステインの長い、現代的なファズサウンドをアウトプットします。ゲインを上げても潰れすぎず、クリアなニュアンスを保つことができ、リードプレイなどで際立つサウンドメイクに貢献します。
5. Third Man Hardwareらしいデザイン
Third Man Hardwareとのコラボレーションモデルならではの、ユニークで存在感のあるデザインも魅力です。ギターサウンドだけでなく、ルックスでも所有欲を満たしてくれるでしょう。ステージ上でも目を引くカラーリングとロゴは、演奏者の個性を引き立てます。
まとめ
MXR / CSP042 Third Man Hardware Double Down は、2つの全く異なるファズ回路を自在に組み合わせることができる、非常に柔軟性の高いファズペダルです。ゲルマニウムとシリコン、それぞれの特性を活かしたサウンドメイクはもちろん、Series/Parallel切り替えによって、その可能性はさらに広がります。ヴィンテージライクなサウンドからモダンなアプローチまで、幅広いジャンルやプレイスタイルに対応できるでしょう。音楽制作のプロフェッショナルにとって、サウンドの幅を広げるための強力なツールとなり得る、おすすめのエフェクターです。