
Roland
SE-02
モジュラーシンセサイザーの父と呼ばれるカーク・ハント氏が設計した、アナログ・モノフォニック・シンセサイザー。3基のアナログオシレーター、2つのアナログフィルター、3つのアナログVCAを搭載し、ウォームでパワフルなサウンドメイキングが可能。シーケンサーやアルペジエーターも内蔵しており、表現力豊かな演奏が楽しめます。
SE-02 のレビュー
Roland / SE-02 とは
Roland / SE-02 は、現代の音楽制作環境に最適化されたコンパクトなアナログ・モノフォニック・シンセサイザーであり、そのサウンドメイクの深さと表現力から、多くのプロフェッショナル・ミュージシャンから支持を得ています。
Roland / SE-02 の特徴
1. 伝説のJUPITER-8 エンジンを搭載
SE-02は、Rolandの伝説的なアナログシンセサイザーであるJUPITER-8のサウンドキャラクターを継承した、パワフルな3つのオシレーターを搭載しています。これにより、ウォームでリッチなアナログサウンドはもちろん、エッジの効いたリードサウンドや重厚なベースサウンドまで、幅広い音作りができます。
2. 充実したモジュレーション機能
フィルター、アンプ、ピッチなどをコントロールできる多彩なエンベロープジェネレーター(ADSR)と、LFO(Low Frequency Oscillator)を搭載しています。これらのモジュレーションソースを自由に組み合わせることで、サウンドにダイナミズムと表情を加えることができ、細やかなニュアンスの表現を可能にします。
3. 内蔵クリーミー・サウンド・ディレイ
SE-02には、サウンドに奥行きと質感を加えるための高品質なクリーミー・サウンド・ディレイが内蔵されています。このディレイは、サウンドにアナログらしい温かみと粘りを付加し、楽曲全体のアンサンブルに溶け込みやすい特徴を持っています。
4. 高品位なアナログ・クロスモジュレーション
クロスモジュレーションは、2つのオシレーターの波形を互いに変調させることで、複雑で個性的なサウンドを生み出す機能です。SE-02のクロスモジュレーションは、その操作感とサウンドキャラクターに定評があり、エキセントリックなテクスチャーや金属的なサウンドを創り出すのに役立ちます。
5. 高い接続性と柔軟なワークフロー
MIDI IN/OUT、CV/GATE IN/OUT、外部オーディオ入力など、豊富な入出力端子を備えています。これにより、他のシンセサイザーやドラムマシン、DAWとの連携もスムーズに行えます。また、シーケンサー機能も搭載しており、単体でのフレーズ作成もかんたんです。
まとめ
Roland / SE-02 は、そのコンパクトな筐体からは想像できないほどパワフルで表現力豊かなアナログ・モノフォニック・シンセサイザーです。伝説的なJUPITER-8のサウンドエンジン、充実したモジュレーション機能、高品質な内蔵ディレイ、そして柔軟な接続性を兼ね備えており、現代の音楽制作におけるサウンドデザインの可能性を大きく広げてくれる一台です。ライブパフォーマンスはもちろん、スタジオでの楽曲制作においても、その存在感を発揮することでしょう。このシンセサイザーは、サウンドパレットに深みと個性を加えるための、とても魅力的な選択肢となるはずです。ぜひ一度お試しください。